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自身の付け方 アジサイ の広場
AE86 えや 高1

 効力感は、ただ自分の努力によって好ましい変化をひきおこすことができた、というだけでは伸びていくものではない。自然な生活のなかで、子どもはき
わめて多くの望ましい特性を発達させていく。効力感を伸ばすというと、何か特別なことをしなければならないかのように思うかもしれないが、じつは子ど もの 生活のなかには効力感を伸ばすのにかっこうの題材がたえずころがっているのである。 子どもの技能が繰り返しによって進歩していくと、子どもは、いわば、内発的によりむずかしい課題に興味をもつようになる。条件さえととのえれば、 あとは放っておいても熟達するものだ、とさえいえるかもしれない。気をつけなければならないのは、親がむしろこれにブレーキをかける役をしてしまいが  

 子供は二輪の自転車に乗りたいと言っても、親はケガを恐れて三輪もしくは二輪の補助付きと妥協気味のことしかやらせないのだ。これでは、いつまで待
っても子供は成長しない。子供を成長させるのに最も必要なことは「自信」である。ネズミを使った実験で、小さめなネズミと大きめのネズミを一緒のカゴ に入れると、当然ながら大きいネズミの方が強い。そこで、小さいネズミを隔離し、さらに小さいネズミと一緒にしたトコロ、自分が強くなったと自信がつ いたのか、大きいネズミと一緒にしても、死ぬまで戦い続けるコトが可能なくらい強くなったのだ。  

 人間は、失敗を繰り返して成長する生き物である。子供の時に過保護に育てられてしまうと、失敗というものが少なくなってしまう為に、成長しなくなっ
てしまう。今の子供が勉強できる理由もその為だろう。その為に自転車に乗るのが下手だったりするのだろう。  

 この様に、自信というモノは生き物の成長過程に必要不可欠なのだ。子供に自信をつけさせる為にも、過保護にしないことが大切である。これからは、子
供の生き方は子供自身が決めるべきである。  

 
                                                 
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