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反抗 アジサイ の広場
Lisa あいす 高1

 社会が抱えている諸問題のうち、主として若者層の病巣と考えられる幾つかの問題に対して、若者はその事態に抗議する歌詞を書き、CDをリリースしてい
る。その代表ともいえるrage against the machineは私の好きなロックバンドの一つである。彼らはあらゆる政治、組織を「機械」と題し抗議しているが、この「機械」は現在の方法社会を象徴する 言葉とも言えよう。つまり、彼らは根本的な社会体制、方法社会に反発しているのだ。方法社会によって、個性が失われつつある現在、この活動はたいへん 意義のあるものである。rage against the  

 その為には、能率があがることだけを重視することを見直さなければならない。アメリカはマニュアル社会の代表だが、日本もその影響を受けつつある。
アメリカから渡ってきたファーストフード店では、すべてのことがマニュアル化されている。その為、どこの店に行っても、客に対して同じような接客をす る。確かに客に対して好印象を与えるということは言うまでもないが、個性が全くないということを断言できる。勉強に置き換えて考えてみると、数学など で、分からない問題は解答をみてパターンを覚えるという勉強法が最も能率の良い勉強法だ。テスト前になると、みんな一斉に同じ問題集を解き始める。言 うまでもなく、皆解答と同じ解き方をしているので、テストの解答の解き方も皆だいたい同じなのだ。解答に反して自分なりの解き方で解いたら、時間も足 りないし、あらゆる部分でマイナスされるに違いない。先生というよりこの社会は、皆同じ解き方をすることを求めている。画一化した社会を目指している のだ。このまま行くと、個性という言葉もこの世から忘れ去られてしまうのではないだろうか。  

 また、あらゆる世界の組識、政府に反抗する勇気を持つことが大切といえよう。多くの人々が支持することで成り立っている組織、権力のある政府、反抗
すれば多少なりとも仕返しがくることは分かっている。しかし、自分の強い意志があれば、そして勇気があれば大きな政府を変えることができるのだ。野党 と与党では、だいたい常に反発しあっているものだが、与党の一人が野党に賛成するということは、たいへん勇気の要ることといえよう。しかし、それによ って政治が良くなるのならば、積極的になる必要性がある。  

 確かに、すべてのものに反抗ばかりしていては、世界の統一性というのはなくなってしまうであろう。平和が壊されることもあるかもしれない。政府は、
国民が従うものではなく、国民が反抗することによって成長していくものなのだ。まずは、rage against the machineを聞き、彼らに共感することから始めることだ。それは、よりよい世界を作っていくための第一歩といえよう。  

 
                                                 
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