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中2 |
今年九月に行われたシドニーオリンピックでは、さまざまな、名勝負というのを見せてくれた。とくに、柔道四十八キロ級に出場した田村良子選手を見た |
僕は、金メダルを取った時すごく感動した。オリンピック前から、 |
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「最高でも金、最低でも金」 |
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と、勝つことだけを目標に頑張っている姿を見てきた、僕たちファンにとって、金メダルほどうれしいものはなかった。また、誰よりも、田村選手本人が一 |
番うれしい事だろう。このように、金メダルを取った田村選手は、勝つことを目標に練習してきた。では、いろいろある勝負の中で、負けることに意味はない |
のだろうか。 |
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僕は、サッカー部に入っているが、この前の新人戦で決勝トーナメントに進むことができなかった。しかし、負けた結果、最後の試合に勝つことができた |
のだった。というのは、僕のチームは予選Dブロックで、4校のうち2校が決勝トーナメントに進めるというものだった。予選の初戦はディフェンスがくず |
れ、3対1で負けてしまった。その日から一週間後、予選の二戦目があった。今度は、点数が入らず、1対0で負けてしまった。その時点で、決勝トーナメントに |
進めることは絶望で、残り1試合は消化試合になってしまった。そのため、コーチから、 |
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「積極的に攻めろ」 |
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と言われ、攻撃型のフォーメーションになった。すると、おもしろいくらい点が入り、5対0で勝つことができた。 |
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このように負けたことで、どこが悪かったのかがわかり、最終的に勝つことができた。初めに勝つと、良かった点ばかりわかってしまい、悪い点には気付 |
きにくいと言うことがわかった。 |
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