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自然と人工 イチゴ の広場
玲子 あたゆ 中1

 ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりをもつか、それが、生物学者チャールズ・ダーウィンのミミズに関する着眼点だっ
た。土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは、土を豊かにするために決定的に重要な動物である。ミミズは、毎日、土を食べて生きてい る。土はミミズの口から入って外へ出ると、また土になる。しかし、ミミズの口へ入る前の土とミミズが外へ出した土とは、土の性質がまるで違っている。  

 ミミズが土の中で過ごしている事は一番いい自然の姿なのだ。第一の理由は、ミミズが土の中で糞をし、その糞が通気性や肥料の役目になるからだ。ミミ
ズの糞が肥料になるという事は、もちろん肥料代は無料になるし、自然のものだから害がある訳がない。そして、糞を使う事によって植物は栄養や美味しい 味を出してくれるから万能という事になる。  

 第二の理由は、今と昔の植物の育て方の違いにある。昔は無農薬(ミミズの糞など)で育てていたから、人間に害を与える事はなかったのだ。けれど今は
、農薬で害虫を殺しまい、ミミズまでも殺してしまっているのだ。そのうえ、農薬となるとミミズと比べても肥料代は高くつくし、害虫を殺すという事で人 間にも害がある。そして、農薬によって大きく育っていても、味は美味しくもないし、栄養も片寄りがちになってしまう。  

 確かに農薬を使って植物を育てた方が見た目はよくなる。しかし、どう考えても昔の方がいいに決まっている。ことわざで言えば「初心忘れるべからず」
だ。だから今の植物の育て方は考え直した方がいい。  

 
                                                 
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