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カルチャー・ショック イチゴ の広場
あもい 中3

 アメリカ、ディズニーランドでのこと。東京のディズニーランドにもあるようにパレードがある。そのパレードを見ている時に、大人が前に立っていてよ
く見えなかったので前の方へ行こうとしたら、係の人に「そこはダメですよ!」と言われ、後ろに下げられてしまった。ロープの手前でも、見ていい所とダ メな所があるようだ。私はそのダメな所にいたせいか、隣の人と30・程しか離れていないのに引き戻された。ここが日本と違うところ。日本には「子供だか ら、少しは許してやろう。多めに見てやろう。」という様な甘い考え方がある。一方、アメリカは「大人でも子供でもダメな事はダメ!」という様に、年に 関係なく厳しい。私は当時納得できなかった。「ケチな人だなー」っとずっと思っていた。しかし、後から「あれは一種のカルチャー・ショックだ」と気付 いた。これに気付いた時やっと納得できた。   

 では、なぜカルチャー・ショックを受けるのか?それは、外国に対する心構えが足りないからだと思う。勝手に思い込んだり、大きな期待をすると余計で
ある。だから、海外に長く滞在する場合等は、事前にちゃんと調べ勉強し、勝手な思い込みを捨てていけば少しはカルチャー・ショックを押さえられると思 う。言語や食べ物、外国人の特徴等は特に注意が必要だ。私が留意したいのは『外国人の特徴』である。日本にはない感覚がたくさんあり、慣れるのにも一 苦労だ。  

 では、コンビニ店内の様子に着目。日本人と外国人との違いがはっきりわかる例を2つあげよう。まずは、入店時。自分がドアを開けて入ろうとする。し
かし、1m程後ろに同じくコンビニに入ろうとしている人がいる。さて、あなたならどうする?日本人は自分が入ったら閉めてしまうだろう。親切な人は、ド アを押さえるが、次に入ってくる人よ引き継ぐまでだ。一方、外国人はドアを開け自分が入る前に後ろの人を入れる。日本人にとっては、これは面倒な手間 だが外国人にとっては、常識なのだ。もう1つは支払時。カゴをカウンターへ持っていく。レジの人はアルバイトでも、「御機嫌いかが?」とか「今日はいい 天気ですね。」、「これで全部ですか?」等必ず聞いてくる。日本の様に無愛想ではない。このような、外国の常識を知らずに旅行し、「あのレジのオッサ ン うるさい!」等言っている日本人客は非常に腹立たしい。外国への心構えが足りないということは『思い出のピラミッド』の土台がないということに等 しく、足元がふらついて危ない。  

 だから、カルチャー・ショックを受けないためにも、『思い出のピラミッド』を美しく建てるためにも、心構えが大切なのである。
 

 
 

 
                                               
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