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清書:島 ウグイス の広場
ミート あらよ 中1  

 島に住む動物と陸に住む動物では、体の大きさが違う。島では大きいものが小さくなり、小さいものが大きくなる。このような体の大きさの変化の方向性
が「島の法則」だ。  

 なぜ、島では動物の大きさが変化するのだろうか。1つの原因は、捕食者だろう。島は捕食者が少ない。捕食者が生きていくには自分より10倍以上のえさ
がいる。しかし、島ではえさの動物が少ないから捕食者ほとんどいなかったり、全くいなかったりする。そういう状況ではゾウが小さくなったり、ねずみが大 きくなったりするわけだ。「井の中の蛙、大海を知らず」ということもいえるだろう。人間のでもそのような事がある。これから話すのはそれ体験した話だ。  

 僕は、バスケットボールを習っている。5年の時、僕たちは自分たちが強くて相手チームが弱いと思ってジャンケンで出る人を決めたりして楽勝モードに入
っていた。ところが、予想していた以上に相手が強かったので逆転しようと思ったけれど負けてしまった。2試合目は今度こそ勝てると思って、もう一度同じ ことをしたら又負けてしまった。その試合はとても悔しかったので、それ以来どんなに相手が弱くてもあなどらないで全力を尽くして試合をしている。つま りうぬぼれていると自分の力の無さに気付かない。そこにも「島の法則」がはたらいているのだろう。島というと島国である日本をおもいうかべる。  

 僕は、日本で生まれて日本で育った。我が国にはせまい中に一億人以上のひとびとがひしめいている。その中で、エリートと呼ばれるようになるには、たい
へん難しいことだ。知的レベルが高い人が多いため、競争もはげしくなるといえる。だからこそ、エリートになりたいという上昇思考もつよくなるのかもしれ ない。だが、ぼくの友達は社会的地位が上の人にはとうていなれないと思っている。僕が宇宙関連の仕事につきたいと話したときに、友達は  

 「なれっこないよ。」
 

 と、いっていた。彼はそんなふうにあきらめて楽な方向にものごとを考えてしまう。しかし、僕はその考え方には賛成しない。たとえ、可能性が低くても
大きい夢を持ちその目標に向かっていくことが大切だと思う。  

 
                                           
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