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アジサイ の広場
ほり内 ぬり 中2  

 僕が今まで送ってきた作文で、題名はいつも、一文字で送っている。一文字の方がかえって、難しいかもしれないけど、その方が気持ち良い感じがする。
約700字ぐらいの文章が言いたいことをたった一文字で表わすのだからすごい事だと思う。こういう考え方は日本人にもある。例えば俳句もいい例だ。も のすごい短いたった17文字の世界に、言いたいことを言い切ると言うのがスゴイと思う。こういうのを淡泊な感覚と言うらしい。逆に欧米は、ものすごい 長い詩で、主に男性が、書いている。ここの詩は、理屈で物事を捉え、そのまま書いている。  

 こういった事をふまえ、理屈だけの長い文章よりも、簡素な短いものの方が面白いと思う。
 

 その理由は第一に、淡泊な感覚を身につけたら感受性が敏感になるからだ。例えばここに、AさんとBさんがいる。Aさんは、日本人で、短歌や俳句が好
きな人だ。Bさんは、イギリス人で、欧米流の詩が好きな人だ。ある日、Aさんが、Bさんの家に、ホームステイすることになった。Aさんは、まず膨大な 詩集の数に驚いた。しかし、彼はそのまえに、本の分厚さに驚いた。そしてBさんに、何故こんなに詩集が分厚いのですか。と聞いたら、Bさんは、これく らい当たり前でしょう。あなたの国の詩集を見せてください。といわれ、俳句の歌集を見せた。それを受け取ってみるなり、こういった。こんな薄っぺらい のは詩集ではない。といい、Aさんのホームステイは、終わった。このように、日本と欧米は文章の違いがある。  

 第二に、思いやり、察し合いが養成されるからだ。たとえ、あまりにも下手な絵をみせられても、笑って、お世辞を言うことができる。そういうことが、
淡泊な事だと思う。  

 たしかに、長い理屈も大切だが「短いスピーチが長いスピーチよりも難しいのは、言い直しがきかないからである」という名言のように、淡泊な感覚が大
切だ。  

 
 

 
 

 
                                         
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