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数年前、森林関係の研究所に・・・・・・・を読んで
エンジュ
の
池
の広場
しっぽ
/
ほし
中1
数年前、森林関係の研究所に……を読んで
ここでは一本の天然のヒノキをいかに高く売るか、という話から始まる。ヒノキを高く売るには玄関の表札にするとよい、と言うと、ヒノキを所有してい
る村長は不機嫌になった。こんなに大きく育ってくれたヒノキなのに、細く切って使うのはもったいない、という事だった。つまり作者は、お金よりも大切
な価値のあるものがある、と言いたいのだ。
私にも大切な枕(人形)がある。ミッフィーちゃん(うさぎ)の人形である。買った時からペラペラの薄さで、少ししか綿が入っていなかった。だから幼い私
はそれを枕代わりに使っていた。(笑)私はそれを3歳ぐらいから10歳ぐらいまで使っていたので、すっかり糸もぬけてしまい、かわいいバッテンの黒い鼻
もとれてしまった。今ではすすけたうさぎになってしまった。前にも増してペラペラになってとてもみじめな姿だ。
しかし私はそれでもそのミッフィーちゃんが大好きだ。今は枕としての役目も終え、私のベッドでいつも寝ている。持ち上げれば首がくたっとなってしま
う。もしもサングラスをかけ、肩に暴れんぼう将軍のようないれずみをしたヤクザがやって来て、
「……そのミッフィーちゃんを売ってくれ。」
と言っても、私は包丁を振り回しながらでも対抗することだろう。(うそでしょ!?)
……とにかくそれくらいミッフィーちゃんが大切なのだ。
人にはどんなに高額なお金でも売れない、または売りたくないというものがあるらしい。きっとそれはその人にとって、捨て難い思い出や、心がつまって
いるからだろう、と私は思う。
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