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対等な立場 アジサイ の広場
たば星人 あころ 中2

 ユージーンは東京と違って生活のリズムがゆったりしているのもあるだろうが、見知らぬ人同士でも挨拶し、バス停に車椅子の乗客がいれば、乗り込むま
で当たり前のように待っている。車椅子の人が家を借りるときも、普通の「大人」と接するのと同じように貸していた。しかし日本では、車椅子を押す人が 後ろにいるだけで「大人」子供のワンセットになってしまうことがある。つまり、同じ「大人」と「大人」の関係に成れないということだ。その人が「大人 」として対等になってほしいのに相手が、「大人」として扱ってくれない。  

 確かに、障害がある人など自分で出来ないことがある人に優しくするのは良いことだが、それが対等の立場になっていないといけないと思う。これは、僕
が体験したことだ。僕の家族は転勤族で、二年に一度ほど引っ越しになる。そして、その時も転校したてだったのだので、  

 「転校生で何も知らないから仲間はずれにしないようにしなさい。」
 

 と先生がいった。その時は、それどころじゃなかったが今思うと、少し見下されたような言い方だと思う。この場合先生は、善意でいってくれているのだ
ろうがいわれた方は余りよい気持ちはしない。このように、善意で言った言葉でも対等に話をしないと嫌な気分になる人もいると思う。それは、  

 「何も知らないから」
 

 の意味のなかにかわいそうだからという意味が入っていると思う。そう思うのは、相手の方が自分より劣っていて自分は、そういう立場にならないと分か
っているからだと思う。そういう気持ちがあるから、そのような言葉がでる。そうすると言われている方は不快になるのは当然だと思う。  

 「良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない」という名言がある。この名言が表しているとおりに、要するに相手と対等な位置でつ
きあうことが大事だと思うということだ。                                              
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