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痛いことは忘れない アジサイ の広場
雅貴 あめす 小6

 「いて〜、え〜んえ〜ん」
 

 僕の一番痛い想いでは、幼稚園のころである。そのときは、すごく泣いただろう。
 

 幼稚園に、移動動物園がやって来た。うさぎに、一人で一生懸命えさをやっていた。そこまではよかった。その後いきなりラマが突進してきた。あわてて
逃げようとしたが、ラマにけられ、こけてすりむあああいた。けられた後知らないおばさんが「こっちへおいで」と言ったが、先生を探した。そして先生が きて保健室に連れて行ってもらった。今、思えばもっと早くラマがきたというのに気付くと良かったと思う。そのころのことを考えると、あのラマはすごく にくい。くそ〜〜〜!  

 祖母に聞くと圧迫骨折したと言う話しを聞いた。布団につまずいてしりもちをついた形でそうなったそうだ。父は、腹筋が切れたという。幅跳びをしてそ
の後柔道で傷めたらしい。あるいても何をしてもいたかったそうだ。祖父はプレスで指を切った言っていた。母に痛い思い出を聞いてみた。すると僕と僕の 弟を産んだときが痛かったという。僕は弟の生まれるところを見た。確かにすごく母は痛そうな顔をして「フ——フ——」といっていた。フ——フ——言う 時にフ——フッフッフッと笑えばいいのに。みんなの話を聞くと自分が痛くなってきた。  

 僕たちは、痛っかったことは忘れられないのだ。僕も全然そのときのことは忘れていない。僕たちはきっと特別なことをすると、そのときのことを忘れる
ことができないのだと思う。  

 にえさをやるとラマにけられた
 

 
 

 
                                           
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