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三歳の僕の不幸な思い出 |
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三歳の僕の不幸な思い出 |
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これは僕の生涯でいちばんひどいはなしだ。三歳のとき、僕は犬にかまれた。その犬は、昔、お父さんが飼っていた。お父さんは、よく散歩に連れていっ |
てあげたので、家族の中でいちばんなつかれていた。えさも忘れずあげていたので、しかし、僕が産まれてお父さんはもちろんのこと、母・祖父・祖母など |
だ。というのも僕は初孫だったのでみんなからかわいがられた。祖父は散髪をしてまで僕の誕生を待っていた。ここからは仲の良かったお父さんの想像を元 |
にしています。「その犬から見れば昔から一緒のお父さんをとられた様な気がしてとてもじゃまに思えた。そこで逆襲を考えた。」そうゆう理由で僕は今で |
も犬がとてつもなく嫌いだ。 |
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これもそのころでやはりひどいはなしだ。いたくわなかったが、たいへんだった。何しろ僕がプールでそこに足がついていると思われていたがツルッとす |
べってずっこけて泣く泣くやっと帰ったという経験。 |
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分かったことは人間には昔から正反対の物を背負っている。例えば幸福・不幸 泣く・喜ぶ |
笑う・怒るなどが代表だ。それにより[不幸の後には幸福がある]、などといわれている。また不幸な思い出よりも楽しかった思い出のほうがたくさんある |
。不幸な思い出は「今度はこんなことに注意しろ」ということなのである。-------------------------------------------------------------------- |
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