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いつも何度でもどこでも…退屈? イチゴ の広場
おこじょ あめお 小6

 「ジリリリリリッ」
 

 「あ、朝だ。起きなきゃ。んあ〜。起きられねぇ」
 

 (5分後)「ヴぉぉぉぉぉ。今何時?…あっ!もう7時だ!!」
 

 毎朝この時計にだまされている。いつもの朝の風景だ。なぜか朝に寝室の時計を見ると7時前後だ。しかし、本当の時刻は6時35分ごろ。寝室の時計は20分
ほど早いのだ。なのでいつもテレビの角にある時計を見ると6時35分ごろ。しかしリビングの時計を見ても45分ごろ。リビングの時計も10ほど早い。  

 35分ごろと行ったらスポーツのコーナーが終る。あ〜あ。また昨日の野球の結果が見れないじゃないかぁ。といつも自分に突っ込んでいる。40分ごろ食事
をする。おいおい、真由、もっとキレイに食べろよ。真由とは妹である。それに食べるのが遅い。もう、どうにでもなれ!と思ってしまう。  

 7時過ぎ学校へ登校する。公立の小学校などに通っている人は、「エッ、7時?今日は修学旅行?」と聞く人が多い。いいえ。普通の日ですよ。学校まで1
時間掛かる電車通学、7時に出ても学校に着くのは8時。結局みんなと同じである。  

 しかし、気に入らないのは妹である。食べるのと同じように歩くのも遅い。何でいつもこんな奴の登校しなきゃ行けないのかなぁ。こいつのおかげで電車
も乗り遅れる。あまりにも駅に着くの位が遅いと、食べるところから早くしなきゃいけないのかなとも思う。  

 でも、いつもと同じような朝の光景に、不満はないつもりだ。
 

 「おはようございます」
 

 教室に、活気のないあいさつが響く。あ〜あ。いつもの退屈な授業が始まるのかなぁ。とおこじょの1日が始まった。
 

 
                                     
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