講評 |
題名: | 西洋 |
名前: | 日本太郎 | さん( | あねひ | ) | 中1 | アジサイ | の | 池 | の広場 |
内容 | ○ | 字数 | 378 | 字 | 構成 | ◎ | 題材 | ○ | 表現: | ○ | 主題: | ◎ | 表記: | ◎ |
「日本人は、西洋の人達とは違い、感情表現が不得意な民族だと思う。」は、インパクトのある一文ですね。そし |
て相手に良いものではない、という太郎君の書き出しの意見が示されているので、主題がとてもはっきりしていま |
す。さらに第一段落と第二段落のつながりをよくするために、第二段落の頭を、例えば「確かに日本人は」とする |
とスムーズですね。第一の理由は、第二の理由がない時は「その理由は・・」で進めていいですね。ここで太郎君 |
が指摘している「誤解」は、鋭い指摘です。日本人のあいまいな表現やおさえめな表現は、日本人同士ではむしろ |
和を保つのに役立っているけれど、外国人からみたら何を考えているのかわかりにくかったり、誤解の元のようで |
す。太郎君は身近な日常生活の上で、日本人どうしでもこの誤解があることを指摘し、その次に国際関係に話を広 |
げているところが段階を踏んでいてうまい進め方ですね。「話を屈折してしまい」は、ちょっとひっかかる表現だ |
けれど、「話が屈折してしまい」かな?最後の二行。「どちらも、うまく使い分けることが、とても理想的で最高 |
だ。」は、前向きでいい結びですね。それでこの結びにもっていくところをもう少しふくらませてあげると、もっ |
とよくなると思います。今、「僕は見ることによって、意志が伝わるのもいいことだと思う。」の一文だけだけれ |
ど、ここにこめられた太郎君の想いを文章でもっと説明してあげましょう。課題文に出てくる「百聞は一見にしか |
ず」のような名言を引用するのもひとつの方法です。また日本的コミュニケーションの良さを強調するのも有効だ |
クマのプー | 先生( | さと | ) |