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| 子どものころ、わたしは |
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| 友葵 | / | あしも | 小5 |
子どものころ、わたしは 2001・10・9 |
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ことばの生活には、ときどき、言いにくいことばがあらわれて、わたしたちのことばを、にごらせたり、くもらせたり、ゆがませたりする。そう |
いうことばは、自分の失敗や、欠点や、無力さを、みずからみとめる自己否定のことばだからである。しかし、自分のここがまちがっていたとか、 |
この点がたりなかったのだとか、自分からはっきりみとめてそれを否定することであり、そうすることで、わたしたちは明るくなり、強くなる。 |
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私は、この長文を読んで、一番最初に思った言葉は、 |
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「その通り!!」 |
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だ。何故なら、言いにくい言葉はよく私に襲いかかるからだ。 |
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例えば、この前は、こんな事があった。 |
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お母さんが、しんどいと言っていたので、心配して体温計を出してあげた。そして、お母さんが計り終えたので、しまおうとしたら、キャップが |
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「あれ?」 |
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と言って、探していると、 |
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「もう、時間がもったえない!!ちゃんと、しなよ!」 |
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とお母さんに言われた。それから、口喧嘩をした。最後にお母さんに、 「謝りなさい!!」 と言われる。頭の右半分では、 |
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「イヤな事を言ったし、謝らなきゃ。」 と思うのだが、左半分が言う事を聞かないで、 「なんで、謝んなきゃいけないの?お母さんの為に出 |
したったのに…。」 |
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と思う。結局、いつも謝る事になるのだが、大体は小さな声で早口で、 「ごめんなさい。」 となってしまう。 |
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やっぱり、自分が謝るのはしゃくな気がする。 もう一つは、学校での事だ。 ずーっと前、セロテープを使っていると、友達に、 |
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「ちょうだい。」 と言われた。私はまるで、種を取ったピーマンの様に頭を空にし、何も考えずにあげた。また違う友達に、 「ちょうだい。 |
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と言われた。セロテープは、あともうちょっとしかない。 「さっき違う友達にあげたのに、あげなきゃ、やらしいしな。」 と思って、 |
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「う~ん、まぁ、ちょっとなら…いいんだけどぉ…。」 という感じであげるしかなかった。 何に対しても断りにくい日本人にとって、断りは |
、失礼と同じ意味だと思っているだろう。 |
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