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| 竹馬って、ムズカシイ!! |
| アジサイ | の | 村 | の広場
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| SMILEY(^o^) | / | あるわ | 小6 |
私が五・六歳の時、幼稚園の参観日に親子でがんばって作った竹馬・…。みんなも私も竹馬にのるのは初めてで、どこからのるのかさえもわからな |
かった。竹馬は意外と幼稚園児たちにとって難しく、みんな苦戦していた。私もその中の一人だったけどいつもと違ってすごく張りきっていた。理 |
由はいままで自転車や一輪車、鉄棒やなわとびも全部父からきびしく教わり、やりとげてきたけど、私はまた父に泣きながら教わるのがいやでいや |
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「お父さんなんかに教えてもらわなくても、竹馬なんか一人でできるもん!」 |
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と張りきって、父に教わらなくてもできるよう、毎日幼稚園で練習したのだ。 |
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竹馬練習の一日目。全然だめだった。コツさえもわからない。二日目は片足を竹馬にかけ、もう片足も竹馬にかけることができたけれど、やっぱ |
り前にはすすめない。三日目はだんだんコツがわかってきて、二・三歩前へ踏み出せるようになった。 |
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そして、四日目。私にとって、この日はすごく思い出に残る日となった。いつもと同じように片足を竹馬にかけ、もう片足も竹馬にかける。それ |
で二・三歩ではなく、五・六歩前に歩けると良いのだけれどなかなかうまくいかない……。一回目、二回目、三回目…七回目。と失敗が続くにつれ、 |
さっきまでやる気満々だった私の顔がだんだんとけわしい表情に。十五回目ぐらいになったとき疲れたのであと一回やったら休憩しようと思ってい |
た。全身にグッと力を入れ、慎重に前へ踏み出した。 |
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「一歩、二歩、三歩、四歩、五歩!、六歩!、七歩!!! 。やっ、やったぁ!」 |
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竹馬にのれた!私はもう言葉に表わせないほど、嬉しくて嬉しくて…。だけどさっきのがまぐれだったらいけない、と私は思いもう一度ためして |
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「1歩、二歩、三歩、四歩、五歩!、六歩!、七歩!、八歩!!!! やっぱりできている!」 |
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私は急いで先生を呼びにいき、先生に大声でこう言った。 |
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「先生!うち、竹馬できたで!しかも八歩!! 先生ちょっときてよ。見せてあげるからー!」 |
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そしたら先生はこう言ってくれた。 「えっ、できたん?すごいやん!よくがんばったね。まだ、だれもできてないから、見本でみせてあげてな |
ぁー!」 私は嬉しかった。父に教わらず、一人でできたことが。ついさっきまで、私の顔がけわしくゆがんでいたなんて、まるでうそみたい。こ |
れからまた竹馬の練習運して確実にどこでも、いつでもできるようにになったら父に自慢してやろうと思った。 |
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それから、私はもっともっと練習して段差でも坂道でも行けるようになったし、距離もだいぶ遠くまで行けるようになり竹馬は、私が幼稚園で一 |
番!と言ってもいいほどだった。だけど、今は……?? まっ、まったく、できない。幼稚園のころのあの苦労した練習が水の泡になっちゃた……。 |
(笑)でも、一人で挑戦してみると言いきったあのときの私はえらかったと思う。なにごとにも、挑戦してみるってことはすごく大事なことだもの |
。挑戦とは人間にとって、成功へと導いてくれる、「道」なのかもしれないな。 |
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