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| 子供の心と大人の心 |
| アジサイ | の | 谷 | の広場
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| たば星人 | / | あころ | 中2 |
ある朝、僕は家を出て気の向くままに歩いていった。不思議な、ある密かな不安を感じながら、僕は少年時代に喜びを味わった、なじみの場所を |
見わたした。それらは、昔とは違った顔をしていた。庭の隅に水桶が水道の栓とともにひっそりと立っていた。風雨にさらされたその水桶は、僕に |
とって忠実なお気に入りで、気晴らしの相手であった。それを見つめていると、あの子供の頃の喜びの余韻でさえ心に浮かんでくるのであった。し |
かしそれは、悲しい味がした。僕は、非常にはっきりと、ここではもう僕の本当の喜びが花咲くことはないと感じた。そしてあの列車に乗って世の |
中に出て行きたいと、心の底から思った。 |
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確かに、子供のような心も大切だと思うこともある。例えば、中学校にはいって |
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「小学校は良いなー。」 |
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と言ったことがある。これは、誰でもあることだと思う。だんだん自分で自分のことをするようになってくると、忙しくなりのんびり遊び暮らし |
ていた小学校の頃が恋しくなったりする。お気楽だった子供の頃なら、定期テストや宿題等のことは気にせず一日一日をゆったりと過ごせていたと |
思う。だから、子供心は大切だ。 |
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しかし、自立した大人の心も大切だ。例えば、定期テストが三日後に迫っているのに、親に言われるまで気づかなかったりして、いつまでも子供 |
のように親に頼っていてはいけないと思う。いつまでも親に頼って自立できないと、だんだんと親のすねにかじりついている大人になってしまうと |
思う。だから、早く大人の心を身につけて自立していかないといけないと思う。 |
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大切なことは、子供心を残すか大人の心を付けるかではなく、いかに楽しくメリハリのある生活が送れるかだと思う。「脱皮出来ない蛇は滅びる |
」という名言があるが今までのように、子供心だけの生活や大人心だけの生活だけでは滅びてしまう。これからは新しく、その二つの考え方の折衷 |
案にしたら良いと思う。 |
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