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清書:高橋選手からもらった勇気 イチゴの広場
ミニまろいそれ小4

 「ゴーールッ!!」
 

 テレビから聞こえるレポーターの声が、私の耳にひびきました。マラソンの高橋尚子選手が世界最高新記録を出したのです。その記録はなんと、
2時間19分46秒!!私は、びっくりしました。  

 最初は、高橋選手には、興味がありませんでした。だけど、昨日の夜、高橋選手のテレビをお母さんが見ていたので、私もちらっと見てみました
。すると、おもしろくなって、いつの間にかくぎづけなっていました。そして、心の中で、  

 (う~~~っガンバレッQちゃん!!世界最高新記録だあ~~~~~~っ!!)
 

 と、しつこく何回も同じことを繰り返していました。そして、ゴール!!その後の会見は、新聞で見ました。何て言っていたかというと、"私はみ
んなと変わらない普通の人。すごいことをしたなんて思わない。ただ目標に向かって、何かをすることは本当に素晴らしいことなんです。"と、言っ ていました。私は、それを見て、高橋選手から勇気をもらった気がします。私は、  

 (日本中の期待とプレッシャーを乗り越えて、世界最高新記録を出すなんて、高橋選手は、スゴイ!!)
 

 と、思いました。どこがスゴイかというと、ちゃんと、自分で目標を決めて、それを自分一人で達成したことです。
 

 私にも、ちゃんと、目標を決めて、それを自分一人で達成したことがあります。それは、毎日通る急な坂道を3年生のうちに自転車で、登り切る
ことでした。お母さんは、  

 「え~っまだまだ無理だよ~。」
 

 と、少し私をうたがいました。だけど私は、
 

 (絶対に登ってみせる!!) と、思いながら、ペダルから足を踏み外さないように、しんちょうに登りました。そして、ついに登り切れました
。終業式の数日前の事でした。 「お母さん!!登れたよっ!!」  

 と、頂上からバンザイをしてみせました。今、その時の事を思い出してみると、ゴールした後の高橋選手の気持ちがじんわりとわかります。 高
橋選手は、走る時、腰に今年なくなったおばあちゃんの形見の指輪を、お守りにして付けていました。私も今年の運動会にお守りに打ち出のこづち を持って行き、自分の白組が負けている時に何回もふりました。その時の高橋選手と私の気持ちは一致していることがわかりました。私も、あと1 ヶ月位で持久走大会です。高橋選手からもらった勇気をはっきして目標を達成したいです。去年の35位をこえることが私の今年の目標です。   

 
                                 
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