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規制撤廃 アジサイの広場
太公望うの高2

 今の日本の規制は余りにも多い。諸外国から見るとどうでもいいような下らない規制が多いと考えるだろう。そして近年、自国から規制緩和の声
や米国などの諸外国からの外圧で規制緩和の動きが進んでいる。今の小泉首相が行なっている構造改革も規制緩和への動きを進ませる一因にもなっ ている。余りにも多い規制は、政官業癒着を盤石のものとしてきた。それが長年続いたため規制=悪というイメージが定着してしまった。しかし、 全ての規制が悪いわけではない。環境保全や自然保護においての規制は重要なものである。とは言っても何故日本は規制が多いのだろうか。  

 現在の社会にある規制は、第二次世界大戦で敗戦になった後国の経済を諸外国から守るために作られた。それは、その当時の日本の経済力はとて
も弱かったため規制を増やすことになった。経済力が強くなり本来なら規制を撤廃し自由貿易をするべきなのだが未だに規制が残り例えば対米貿易 黒字が増大し貿易摩擦を生むことになった。だが日本の経済を守り続けてきた規制も逆に経済力を弱体化させる原因にもなっている。今の貿易社会 において経済力は相手と競走することによって自国を磨き経済力を強くするものである。日本の経済は規制で守られていたため自ら強くなることが できなくなってしまった。そのため日本の農業は規制緩和の動きによって外国の農産物に押され危機に瀕している。  

 規制が多いもう一つの理由として先に述べたように規制が政官業癒着の温床となっているためである。規制を制定したり撤廃したりするのは政治
家である。その政治家が規制によって政官業癒着というものを作り利益を得ていれば規制を無くすわけが無い。人間は、欲望においては非常に単純 で限度が無いものであるからわざわざ自分の利益が無くなるようなことはしない。だからといって国民が規制を撤廃するほどの力を持っていない。  

 規制は、自らの行動を抑制することによってみんなが平等に権利を行使し一人一人の道を広げていくものでもある。しかし、一部の下劣な人間に
よって規制が金もうけの道具にされるのは不条理で許されるものではない。人間の欲が無くなることはないから欲が起きてしまうような規制は撤廃 すべきである。また規制を撤廃して対等に貿易などをすることによって本当の自国の経済力を知り他国と競争することによって打たれづよい経済力 を身につけるべきである。国民は自ら規制を無くせなくても規制を自分の利益のために利用するような政治家か否かを判断し選択することはできる 。これからは、政治家の力量を判断することも大事だが世の中をよくしてくれる代表者を見つけることも必要だ。今のままでは日本にある規制は国  

 
                                                 
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