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スパゲッティを作ってあげたこと アジサイの広場
ミニまろいそれ小4 12月29日。私の家はバタバタしていました。明日からおばあちゃんの家へ行くため、お母さんは一生けん命ダンボールに荷づくりをしていまし た。お父さんは年賀状を書いていて、とても忙しそうでした。私だけ手が空いていました。そこで良いことを思いつきました。  

 (……そ~~だっ!)
 

 「ねぇ、お母さ~ん! 忙しそうだね。良かったら私がお昼ご飯を作ってあげてもいいよ!」
 

 「ほんと? じゃあお願いしちゃおうかな。」
 

 お母さんは作業の手を一度止めていいました。
 

 「……と言っても、明日から出かけるので、冷蔵庫の中空っぽなんだよねぇ…。」
 

 お母さんはそうつぶやきました。
 

 「スパゲッティなら、できそうだけど。」
 

 「それいいね!」
 

 私はさけびました。それでスパゲッティを作ることにしました。
 

 まず、材料をそろえました。そして次になべに水を入れ、コンロに置いて火をつけました。私は、ふくろからスパゲッティのめんを取り出しなが
らたずねました。 「めんの量はこれくらい?」 「少なすぎ。」  

 「じゃあ、これは?」 「もうちょい。」 「もういい?」
 

 「それじゃ、多すぎだよ。」 3人分のめんは、意外に少ない量だなぁと思いました。でも、ゆでるとめんが水をすいこんでふくらむのだそうで
す。 「もう、めんを入れてもいい?」  

 「まだまだ。」 1分ごとに私はたずねましたが、なかなかお湯はわきません。 「もういいかなっ!」
 

 やっとOKが出されて、一気になべにめんを流しこみました。 「もうちょっと入れちゃえ!」 私はお腹がすいていたので、私は勝手に少しめん
を足してしまいました。そして、8分くらいゆでると完成です。あとはお好みのソースをかけるだけです。  

 「できましたよー!」 私はニコニコしながら、いすにこしかけました。 「ああ、おいしそうだね!」
 

 と、お父さんがほめてくれました。問題はめんの固さです。 「いただきま~~す!」 まず、お父さんとお母さんに食べてもらいました。する
と……。  

 「ん~っ、おいしい~っ!」 「初めてなのによくできたね。めんの固さがちょうどいいよ。」 二人ともほめてくれたので、私はとてもうれし
かったです。前にチーズケーキを焼いた時にも思いましたが、自分で作ったものを人にほめてもらえるのは、とてもうれしいことです。年末で忙し いお父さん、お母さんを手伝うことができて、私はとても満足でした。  

  
                     
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