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安らぐ家が一番!! イチゴの広場
佐保あるま中1

 機械は、人々の生活を豊かにするものと信じられてきたが、最近ではそれだけが全てではないと考えられている。また、機械にたよることの行き
過ぎを補う手段として、生物的な発想が支持されているのである。例えば、建築デザインの分野を見てみると、やはり原始的で素朴なものに人間は 親しみを感じている。私は、今の時代には、生物的発想を、もっと取り入れるべきだと思う。  

 第一の理由は、生き物である人間にとって、整然としている空間よりも、ぬくもりや親しみのある部屋の方が安らぎを感じるからである。例えば
、散らかっている部屋のことである。(それは、私の家のようなところ【笑】)私の理想としては全てがキチンと整理されている、そういう部屋な のであるが、案外ものが散らかっていて落ち着くこともある。私のおばあちゃんの家には、時々二歳と五歳の孫(私のいとこにあたる)が来て遊ぶ ので、部屋にはたくさんのおもちゃが散らかっている。私はそういう部屋を見ると、「子供部屋」という感じがして安らぎを感じたりする。それに 、そういう部屋があまりにもかたづいてしまっていると、そのいとこ自身も遊びたいと思ったときにおもちゃがすぐないので、遊びたいと思う気持 ちが失せてしまうこともあると思うのだ。そういうことから見てこのような部屋を「住みやすい」部屋というのだと思う。  

 第二の理由は、自然を理解し、親しむためだからである。例えば日本独特な部屋、和室である。和室を見渡してみると、柱にもドアの敷居にも、
木が使われている。さらに、畳に使われているのはい草で、これも自然素材なのである。  

 確かに、和室にいると心も体も落ち着く。弟の友達でお寺の近くに住む(その子のお父さんはお坊さん)子がいるが、その子の家に行ったときび
っくりしてしまった。屋根はかやぶきで、家の中の階段は木でできていて、一部を除くとほとんどが和室の部屋で、お茶室まである・・・まさにこ れこそが人々の安らぎの場だと感じるようなところなのであった。和室に使われる木は人工木などではない。自然素材である。私の家に、人工木を 使ったドアがある。本物の木そっくりだったのでお母さんに教えてもらうまでは分からなかったが、やはり、人工木からは、和室に使われる木ほど に安らぎは感じない。和室にいることが落ち着くというのは、それこそ自然に親しんでいるといえよう。  

 確かに、機械化された生活は便利であるが、生物的発想を取り入れた空間は落ち着くし、親しみが持てる。
 

 「家の評価ができるのは建築家ではなくそこに住む人である」
 

 というように、、安らぎの持てる空間で暮らしていくのが一番である。
                                             
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