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日本人は、視野が狭い。 ウグイスの広場
奈央いしえ中1

 社会は個人から成り立つものとされている。世間と個人の関係について注目すべきことは、個人は自分が世間をつくるのだという意識を全くもっ
ていない点にある。自己は世間に対して、たいていのばあい受け身の立場にたっているのである。私は、日本人は世間というものにたよりすぎであ り、それはあまり良くないと思う。  

 第一の理由は、世間の仲間をかばうことは嘘をつくことと同じような気がするからである。例えば友達が、学校のガラスを割ってしまったとする
。それを見ていた私は友達と私だけの秘密にしてしまうであろう。ガラスを割ったことを隠し、何も無かったかのようにしてしまうのである。これ は日本人のすることであり、もしアメリカ人であったらすぐに学校の先生に言いに行くであろう。やってしまった事を何も無かったようにすること は、やはり嘘をついたことと同じである。  

 第二の理由は、世間だけではなくもっと社会まで視野を広くした方が良いと思うからだ。世間とは、個人でもなく社会でもないとても中途半端な
集まりだと思う。日本人はその世間しか見ていないため、個人の意見を持てなくなったり、社会の中に入れなかったりするのだと思う。社会は世間 に比べるととても小さい。その社会に入っていくには個人の意見をはっきりと持っていなければいけないと思う。私は、中学生になって約1年がた ったが、小学生の時に比べると個人意見を持つようになった。きっと中学に入った時は、誰も知り合いがいなかったからであろう。知り合いがいな いと言うことは、誰も私のことを知らないし、私も友達のことを良く知らない。そして、私は誰にも頼ることが出来ず個人の意見を持つようになっ  

 日本人は世間だけではなく個人にも社会にも目を向けなくてはいけない。確かに仲間で助け合うことはとても素敵だと思う。けれども、これから
もずっとその仲間が一緒というわけではないので、個人の意見を持っていなくてはいけないと思う。その為には、「他人に尊敬されるためには、ま ず自分で自分を尊敬できなければならない。」という名言があるようにまずは、なにごとにも自分から始めなくてはいけないと思う。  

 
                                                 
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