hana1-3

先頭ページ前ページ次ページ最終ページ

ネクタイ アジサイの谷の広場
由希子／あとえ中2

　一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいていこうした男女の一群がたむろしているのは、そうでないとどうしていいかわからない客がいると考え、ホテル側があらかじめそれ専門の「仕出し屋」に頼んで用意しておく場合が多いからである。つまり、ホテルのロビーにいる「どうしようもない田舎者」と、「これこそが都会人」と思えるものは、双方ともホテル側の「雇われ」なのだ。そして、学び終わって「田舎者」度がすっかり払い落とされると、ボーイがやってきて雇ってくれる。　

　場所に応じた振る舞いが大切だという意見がある。　

　私は、もっともっと洋服が欲しい。かわいくっておしゃれで、今流行っているやつ。この気持ちは、年頃の女の子には誰だってある現象だと思う。なぜなら、デパートに行くにしても、高級料理店にいくにしても、その場所に応じた振る舞いをしなければいけないからだと思う。私のお父さんは、パチンコが趣味で、休みの日にはしょっちゅう行っている。そのときのお父さんの服装は、トレーナーにジャージ、サンダルである。ちょっと

「かっこわるいな」とは思うけど、それほど気になることではない。でももし、その格好で高級料理店に行こうものなら、追い出されることであろう。だから、そういうきちんとした場所へ行くときは、ネクタイをしめたりして、ゆわゆる「正装」で行く。結婚式の時も、お葬式のときも、正装で行く。だけど、普段から正装だったら、そんな窮屈な人生は無いと思う。家でいるときは、ジャージで十分だと思う。だから、場所に応じた振る舞いをすることが大切なんだと思う。　

　しかし、あまり無理をする必要はないという意見もある。　

　最近、色々な情報を見たり、聞いていたりすると、成人式とかがカジュアルなかんじになってきている。昔は、偉い人が長々とつまらない話をして、みんな正装で来ていたらしいが、今の成人式は、同窓会っぽい成人式や、普通のパーティー式の成人式だったりと、かなり変わってきている。服装だって、みんながみんなネクタイして、着物きてというようではなくって、ポロシャツとかちょっとくずしたものを来ている人もいるようだ。なんだかかたっくるしいものから、楽しいものに変わっていると思う。それでいいと思う。無理してかたっくるしいものにしなくても、みんなのしたいと思う風にしていったって良いと思う。　

　確かに、おしゃれをすることも、ずぼらをすることも大切だと思う。でも、一番大切なことは、決められた中でどれだけ個性が生かせて、どれだけ生活を楽しめるかということだと思う。正装をしていく場所でも、カジュアルな場所でも、おしゃれな人って絶対いると思う。おしゃれな人って一際目立っていて個性を持っている。ネクタイのくくり方一つにしろ、一人一人違ってとてもおもしろいと思う。自分で試行錯誤しておしゃれするのって生活を楽しめると思う。おしゃれな人はどこまでいってもおしゃれなわけで、いつでもその中でどれだけ自分が出せるか研究し、生活を楽しんでいると思う。私も、恥ずかしがらずに、個性を出して、生活を楽しみたいと思う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ホームページ