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| 本当の豊かさ |
| ウグイス | の | 谷 | の広場
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| 潤之介 | / | かな | 中2 |
何でもいい物が手に入るが、自然や家族などとのふれあいがまったくない生活と、欲しいものが、なかなか手に入らないが、自然や家族などと助 |
けあえる思いやりのある生活。つまり、物の豊かさと、心の豊かさ。どっちが大切だろうか? |
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物の豊かさは、ある意味では大切だろう。お金がなかったら、今の世の中では生きていくことが出来ない。それに、裕福な方が人に優しくする余 |
裕ができる。ということも考えられるであろう。私も、お金がたくさんある時はとても満足した気分で、人にも明るく接したりする。それに、現代 |
にある物の中でも、いらないものは恐らく無いだろう。どんなものでも、それは意味があるから世の中に存在しているからだ。誰からにも必要とさ |
れないものはすでに世の中から消えているはずである。だから、物の豊かさは決して私達から切り離すことの出来ない鎖のようなものなのだ。しか |
し、物の豊かさ故に人とのふれあい、心の交流などが無くなってしまうのは、とても残念なことだと思う。なんでも手に入るが、人とは全く何も接 |
触がない。そんな生活をするくらいなら、物の豊かさなど無くてもいいと私は思う。 |
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それと比べ、心の豊かさはどうであろうか?どんなに富を持っている人でも、心が貧しい人は世の中にたくさんいる。物欲におぼれてしまうと、 |
生きていくことが出来なくなると思う。例えば、私は昔こんな話を聞いたことがある。あるところに一人の王様がいた。その王様はものすごい貪欲 |
で、いじきたない人だった。そして、ある時城に魔法使いが一人やってきて、「王様の願いを一つだけかなえてあげましょう」と言った。すると王 |
様は「私が触ったものをなんでも黄金にできるようにしてくれ。」と頼んだ。そして、その魔法の力を手に入れたはいいものの、それからあと、食 |
べるものが全て黄金になったり、大事な子供が黄金になったり…と、自らの望みで自らの首を絞めてしまう。などといった感じの話である。こうい |
う話は、案外どこにでもあるものだと思う。だから、私達はこういうことを教訓として、心の豊かさを考える必要があるのではないだろうか。 |
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心の豊かさと物の豊かさ、これは違うもののように見えるが、あるところでは通じている部分もあると思う。物の豊かさがなければ、心の豊かさ |
が生まれないという場合もあるだろう。だが、私達の本当の目標は、心の豊かさや物の豊かさではなく、どうやったらこれらを使い分け、よりよい |
世界にしていくかではないだろうか。 |
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