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| スキー、大すきー!☆☆☆ |
| エンジュ | の | 森 | の広場
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| キティ | / | いぬこ | 小4 |
スキー、大すきー!☆☆☆ |
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「うわっ、うわっ、あぁぁぁぁぁぁーー!」 |
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ずって――ん! |
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「痛~~。も~う、おしりがいたいよ~。美樹ちゃん待ってよ~。」 |
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「マリアちゃ~ん!私だって、止まりたいんだけど止まらないんだよ~。うわぁぁっ~!」 |
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ずて――ん! |
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「あっ!美樹ちゃん!今助けに行くよ~!……うわぁー!」 |
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ちょうど立ち上がろうとした美樹ちゃんのおしりに、ドッスーンとぶつかって。。。そして二人仲良く雪だるまみたいに転がっていきました。= |
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ここは、スキー王国オーストリアのザルツブルク連峰。Filzmoos(フィルツモース)という小さな町です。私は一月九日から一月十五日まで、学校 |
のスキー旅行に参加しました。私は去年からこのスキー旅行を楽しみにしていました。もちろんスキーをするのは、生まれて初めてです。 |
Filzmoos(フィルツモース)の景色は最高でした。白い山々がホテルから見えました。遠くから見ると、まるでかき氷みたいでした。空の色は、青い |
絵の具で描いた絵のようです。木は雪化粧をしていて、きれいな樹氷がついています。木たちは寒くないのかなー?スキー場に着いて、まずは経験 |
者と未経験者などの五つのグループに分かれました。私はもちろんすべったことがないので、第五グループ(初心者グループ)です。 |
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出発前のワクワクの日々、家ではいつもお兄ちゃんとスキーの話をしていました。 「だって足に二つの板をつけて、前に進んでいけばいいん |
でしょ。簡単、カンタン。」 |
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「でも思ってるより簡単じゃないよ。だってちゃんと足を曲げたり、うまく止まったりしなきゃいけないんだよ。そんなに甘くないよ。」 「ま |
ぁ~なんとかなるって!」 でも実際やってみると、全くすべれません。前に進むどころか、ちゃんと立っていることすらできません。私は一生け |
んめいカニ歩きをして、リフトの所まで行こうとしました。 |
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「スキー板がないほうが前に進めるかも。」 もう面倒くさくなった私は、スキー板を靴からとって、肩にかついでリフトの方に歩いて行きまし |
た。お兄ちゃんがまた、カッコよく山からスイスイと下りてきました。私を見たお兄ちゃんの目は……点になっていました。(・o・) |
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一日目、転んでばかり。→二日目、やっぱり転んでばかり。→三日目、だんだんできるようになった!→四日目、スィっとすべれるようになった |
!!→五日目、スピードが上がってきた!!!→六日目、スキー競争をして、十九人中、八位になった!(ぅわーお!) ☆顔が真っ黒くろすけに |
なった☆ |
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帰る日の朝、おみやげを買いに美樹ちゃんと町まで行きました。 いろいろカワイイものがあって、迷ってしまいました。 「ねぇ!美樹ちゃん |
どれにすればいいかなー?いっぱいあるねー。」 |
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「本当だね。あきらくん(弟)のために、ぬいぐるみを探しているの?」 「うん。」 「これにしたら?このかわいいシカ!。。。うわっMade |
in AUSTRIAって書いてある!」 |
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「本当だ!よし、これにする。」 それを聞いていたおみやげ屋さんのおばちゃんが、ニコニコしながら 「Bist du eine |
Japanerin?」(日本人なの?) |
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と聞きました。私は 「Ja!」(はい) と答えました。するとその人は |
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「KO N NI CHI WA!KA WA I I NE~!」 と言いました。私は 「どひぇー!」 |
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とビックリしてしまいました。こんなオーストリアの田舎で、日本語が聞けるとは! そのおばちゃんは、よく日本人の観光客が来るので、ちょ |
っとだけ日本語を覚えた、と教えてくれました。 いよいよ出発の時、私は部屋をきれいにして、 |
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「七日間、お世話になりました。来年もよろしくお願いします。 Thank you !Danke schön!ありがとう! |
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」 と書いた紙をベットの上に置きました。 |
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また行けるのが楽しみ~♪です。 |
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