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日本人の世間 ウグイスの広場
ひろりんあしゆ中1

 社会は個人から成り立つものとされ、個人は社会の構造、運営、将来について責任を持って行動することになっている。しかし、そういう意識は
明治以降に輸入されたものであり、日本人の大半は社会を構成する個人よりも、1人の人間として行動する部分が多いのである。つまり多くの人は 自分の「世間」の中で暮らしているのだ。それによって他の社会が見えず、自分たちの世界だけを考えてしまう。また、自分の「世間」から爪弾き されるのを怖がる。そういう意識は、欧米人にとってとても理解しにくいことなのだそうだ。 ここでいう「世間」とは、自分が他の人よりもぬき んでてはいけない、人の目を気にして生きなければならない、つねに自分の「世間」の中の人といっしょに行動するというものだと思われる。なん でここまで日本人は性格がひんまがっているのかと思うが、残念ながらこれは私の周りでもよーくあることだ。例えば何かのイベントでいくつか選 択肢があったとすれば、「○○ちゃん、いっしょにこれにしよー」とか、「○○ちゃんがこっちだから私もこっちにしよっと」とかいう意識だ。そ ういう人は周りのことを考えずにいつまでも喋っている。自分たちの「世間」の外が見えていないのだ。私も日本人なのでこういう意識は大いにあ り、やはり友達がいないと不安である。これと全く逆の性格の欧米人が納得できないのもうなずける。アメリカを取材した番組などを見ると、学校 の授業ではどの子もみんなバシバシ手を挙げていて、日本の「世間」、めだってはだめ・人の目を気にする・みんなといっしょに行動というものか ら大きくかけ離れている。さて、ここまで言われてしまった日本人だが、みんながみんなそういう人ばかりではない。3年生の先輩なのだが、「世 間」というものをまったく気にしていない先輩がいる。移動教室の時は、単独行動したりみんなとワイワイしゃべりながらいったりする。バシバシ 意見を言う。そして学級委員や部活の部長などの仕事をやっていて、人よりぬきんでている。「世間」の3つの特徴とどれも関わっていない。こう  

 自分の世間も大事だが、世間の集合体・社会にも関心を向けて、そして世間に深入りしすぎないことが重要だと思う。深入りしすぎると、周りが
見えなくなる。だからみんな気をつけよう!!と私は言える立場ではないので、アメリカ人に近づけるようにがんばりたい。ガンバレ、日本!!  

 
 

 ~やけくそです~
                                                   
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