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| 清書:時代を超えたタイムマシン!! |
| アジサイ | の | 村 | の広場
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| SMILEY(^o^) | / | あるわ | 小6 |
テレビや映画の場合、見るほうがすわっていれば画面のほうがこちらを適当に料理してくれる。ところが本を読むのにはいくらか読む側に努力が |
いる。でも読書は読む速さをこちらが加減することもできるし、つまらぬところを省くこともできる。おもしろいところを二度読むこともできる… |
。要するに本を読むときのほうが、読む側の自由が大きい、自分の意志や努力で決めることのできる範囲が広い、つまり態度が積極的だということ |
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そういえばこの二ヶ月ほど前まで、私は『ハリー・ポッター』の本を嫌っていた。だけど、嫌っていたはずのハリー・ポッターが今では、私が読 |
んできた本の中で『一番良かった本』になった。これは私も『ハリーの魔法』にかかってしまったせいなのかもしれない…。 |
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ハリー・ポッターの映画や本をCMや広告で幅広く宣伝してたいたのを母が知り、 |
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「読んでみたら?面白いそうじゃない。」 |
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とハリー・ポッターの第一巻を母が買ってくれたのはずーっと前のこと。私は読書が好きだから、はじめは喜んで読んでいた。……だけど、最初 |
の第一章を読み終わらないうちにだんだん、飽きてきてしまった。理由は二つあった。一つは始めの第一章で説明文が多く、興味がなかなかわいて |
こなかったため、次を読むのがめんどくさくなってきた。もう一つは登場人物に問題がある。登場人物の名前が『アルバス・ダンブルドア』や『ミ |
ネルバ・マクゴナガル』。他にも覚えにくい名前がたっくさん。これでは、興味がなかなかわかない受け手にとって読みにくい。頭の中で誰が誰だ |
かごちゃ混ぜになってしまう。私はこの二つの原因でとうとう読むのを止めてしまった。みんなが |
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「ハリポタにはまっちゃった!あれ、最高に良いよ。」 |
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とよく私に言うのだが、なぜあんなのが面白いのかその時の私には知ったこっちゃない。 |
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ある日、なぜかはわからないけどハリー・ポッターの本の続きが気になってしょうがない日があった。学校の授業中でも頭の中でハリー・ポッタ |
ーの本がぐるぐる回っているような気がして、考え事をするとそのことしか、頭に浮かばなくなってしまう。私はその日、いちもくさんに家に帰り |
、本棚の隅のほうにポツンと立て掛けてある、読みかけだったあの本を開き第一章をとばし第二章から読み始めた……。 |
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どのぐらいの時間がたったのだろうか。不思議だった。第二章からは、私の『ハリー・ポッター』が嫌いな理由がすべてなくなり、一行読むと必 |
ずもう一行、読みたくなって、体が自然にページをめっくてしまう。第一章とはまったく違うかんじだった。ときには笑って、ときにはハリーの気 |
持ちを同情できたし、ときにはハリーの勇気や友情を知ることもできた。私にはもってこいの本だ。その日から私も『ハリー・ポッター』のとりこ |
。第一巻を読み終わると私はさっそく、第二巻も買った。第三巻も買った。特に第三巻には私もビックリ!!気がつけば、たった三日であの長い本 |
を読み終えてしまっていたのだ。 |
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物語とは人間にとって、自分の知らないいろんな事を教えてくれたり、架空の世界へつれていってくれたりする。いわば、物語とは未来からき |
たタイムマシンのよう。私はハリー・ポッターと違って、勇気も、思いやりもないのだけれど、たった一つハリーと同じところがある…。なんと、 |
私にもハリーと同じように、おでこにイナズマ型の大きな傷があるのだ。しかもハリーと同じでその傷が少し右によっている。いつもは恥ずかしい |
ので前髪で隠しているけど正真正銘、傷があるこの傷の原因は残念なことに、ハリーと違って小さい頃階段から落ちてできた傷。だけどハリーと同 |
じこの傷があるからこそ、いつもハリー・ポッターの物語が嘘ではないような気がしてくる。物語ってすごい。今まで魔法使いなんて存在しない、 |
と思っていた私の心を動かすほどの力を持っているのだから。 |
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もしかするといつの日か私にも、ボグワーツ魔法魔術学校から入学案内状が届くのかもしない。あの偉大なるハリー・ポッターのように………。 |
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