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| とっても不思議な・毛虫道場 |
| オナガ | の | 林 | の広場
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| まいまい | / | いかす | 小3 |
私の帰り道は、まず学校の前の曲がり角から始まります。 |
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学校を出て、その曲がり角を曲がり、ミニミニ工事現場を通り過ぎます。 |
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そのミニミニ工事現場とは、とっても小さい広場みたいな所にドリルで穴を開けている、とっても小さい工事をしている所の事です。 |
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その手前は、児童館です。児童館のとなりには、トンネルみたいな所があって、そこをくぐると、私の家の真正面です。でも、私は、いつも遠回 |
りの通学路を通っています。 |
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まっすぐ行くと、私の家のとなりの信号になります。そこには、いつも朝、登校の八時と、下校の一時から三時まで「緑のおじさん」がいます。と |
てもやさしいおじさんで、私は、毎朝おじさんに「おはよう」帰りに「さよなら」をいいます。 |
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信号をわたって、帰ります。 |
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《二千年・秋の登校時。》 |
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学校の前の曲がり角からミニミニ工事現場まで、信じられない事がおこっていました。 |
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道一面毛虫。もう足の踏み場も無いくらいでした。そのころ私達は、そこを「毛虫道場」とよんでいました。毛虫道場は、学校の外階段まで点々 |
と続いていました。 |
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《その翌年。再び秋。》 |
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「また、毛虫道場があるかな。気持ち悪いな・・・。」 と思いながら歩いていき、曲がり角を思い切って曲がると! 「・・・・・・!!!」 |
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なんと!そこには、一匹も毛虫がいなく、まるで、めちゃくちゃに演奏していた合唱団の指揮が、いきなり止まったように静まり返っていました |
。 「・・・・・・!?」 私も、もうわけがわかんなくて、その場に突っ立っていました。 |
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それから毎年、毛虫はいなくなって、私はホッとしました。・・・でも、時々、こう思います。 「冬から引っ越してきた人に、毛虫道場のすごさ |
を見せたかったなぁ・・・。」 |
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