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清書:世間 ウグイスの広場
祐司には中1

 日本には日本固有の世間というものがある。僕は、狭い世間の中に閉じこもってばかりいるのはいけないと思う。
 

 第一に、世間の中に入り込んでしまっていると、自分の意見を持っていても、世間の意見に賛成してしまうからだ。僕も、小学校の頃、話し合い
で、周りの人のほとんどが違う意見だったので、その意見に流されてしまい、自分の意見を捨ててしまったことがある。  

 第二に、狭い視野でしか物事を見られなくなってしまうからだ。たとえば最近起こった外務省の事件がそうである。事件のことを知っていたのは
事件を起こした人だけではないのだ。事件を知っている人みんなが狭い世間の中に入り込んでしまい、狭い視野でしか物事を見られなくなってしま ったから、あのような大きな問題になってしまったのだと思う。  

 確かに世間の中に入っていないと不安になるのはよくわかる。しかし「自分が考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自
分が生きたとおりに考えるようになってしまう」という名言があるように、狭い世間に閉じこもってばかりいて独立しないのではなく、自分の意見 をしっかりと持ち、社会全体のことを考えられるようにならなければいけないと思う。  

 
 

 
                                               
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