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社会という機械 特長という歯車
イチゴの広場
ペー吉うき中3
 人間には、長所と短所がある。長所をのばしたり、短所をなくしたりするこ
とによって、人はよりよい存在となっていく。長所をのばすか短所をなくすか
、人間の歩み方はどちらかである。
 
 私は、長所をのばしていった方がいいと思う。秀でた一芸があるというのは
社会生活でプラスになるし、なにより、短所をなくすよりも面白い。例えば私
は、文章を書くことが同年代の友人より上手いと思う。以前、私はもっと上手
い文章を書くために、ある計画をした。それは、ネット上に隠しページを作り
、毎週そこに短い文をアップするというものだ。そこに簡単なBBSも設置し、
見つけた人の感想も書いてもらえるようにした。様々な感想と、様々な意見が
きた。私はそれを読み、文章の書き方を少しずつ上達させていった。その作業
は楽しかったし、確かなプラスとなった。そのころから国語の成績もあがり、
受験を目指す上での心強い味方となった。ここまで大袈裟に書くと、どこぞの
、毎月送られてくる嘘臭い通信教育のススメのようだが、実際に楽しく、効果
があった。
 
 日本の教育は、これとは逆に「短所をなくす」方向性である。日本の高い識
字率などにも、それは現れている。ところが、この方法はあまりよろしくない
と思う。どこの方面も平均的にでき、特長(特徴ではない)のない人間という
のは、「自分の能力を活かせる」ものがない。大学を出た人間がフリーターと
なる道が増えているのも、「短所をなくす」日本の教育のせいではないとは言
い切れないだろう。
 
 すべてに効くという薬は、何にも、たいして効かない。なにか特定のことに
集中、専門化されたものは、広く浅いもののはいる場所を残さないのだ。私た
ち日本人は、様々な長所の歯車が噛み合い、補いあって動いていく社会を作っ
ていくべきである。
 
 (教室のデータベースに入っていなかったので再度送信しました。なね)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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