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共存の大切さ
ウグイスの広場
太公望うの中3
 「美しいもの」を自分のモノにしたいということは、もっとも人間らしい欲
望ともいえるのではないだろうか。そして、子供の欲望は、大人たちのそれと
は違って、対象に稀少価値があるからというのでもないのである。
 
 今の子供たちに虫採りをさせてみると、やたら数ばかり競う傾向が認められ
る。しかし、これは、子供の遊びに関わる文化が退廃しているからにほかなら
ない。少なくとも、私たちが子供の頃には、シオカラよりも赤トンボ、赤トン
ボよりもギンヤンマ、同じギンヤンマでも採集方法によって価値が異なるとい
う、暗黙のルールがあった。
 
 今の子供たちは、自然に接する機会が非常に減っている。なぜなら、自分達
の周りに自然というものがとても減ってきている。それと昔に比べて子供たち
の遊び方などが変わってきているという事である。昔は、自然が友達というも
のであり常に自然と一緒に遊んでいた。今の子供たちは、遊ぶといったら必ず
と言っていいほどテレビゲームである。(人の事を言える立場にないが)しか
し、今の子供たちも決して自然と遊びたくないという事ではない。今の都会な
どには、虫などが集まるそのままの自然がないのである。あったとしても人の
手が加えられた所なので本当の自然とは言えないのである。
 
 では、どうしたらいいのかというと自然がいっぱい残っている県と積極的に
交流などをするのがいいのではないかと思う。自然と接していくには、まず自
然になれ自然についていろいろなことを知るべきだと私は思う。そして、実際
に自然にせっしてみて「ああ、自然というものは、こんなに素晴らしいものな
のだな」と知ることができ、もっと自然に付いて理解を深めることができる。
 
 しかし、いつまでも自然とのんびり接しているわけにもいかない。時代は、
常に動いているものだから昔のように虫などをいっぱい捕まえているわけにも
いかないのである。だから、今の忙しい時代についていくのも大切だがそれ以
上に休息を自然の中ですごしてみるような事も大事かもしれない。人類と自然
との共存・調和は、我々の永遠のテーマかもしれないのではないか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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