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躾も色々
イチゴの広場
ホームズなか小5
 イギリス人は犬を躾るのが上手である。家の中で不必要に吠え立てたり騒い
だりすることが無いどころか主人と連れたって散歩するときでも実におとなし
い。これらにくらべると日本人の犬はこちらが恥ずかしくなるほどめちゃめち
ゃである。跳びかかったり、吠えたり大きな犬の場合など主人が押さえるのに
苦労する。日本人は、犬、猫などの家畜と、友達のように接している。それに
たいし、イギリス人は犬、猫を家畜だと思っている。言い方を変えると、犬な
どを、奴隷だと思っている。
 
 中根先生は、ゼルダというゴールデンレトリーバー犬を飼っている。ゼルダ
は、とてもかわいい。僕が
 
 「お手」というとお手をする。でも、たぶん僕はゼルダにナメられていると
思う。何故なら、僕が近くに行くと、さっさと逃げてしまうこともある。ノド
をごろごろ鳴らしていることもある。お手をしないこともある。ゼルダは、僕
を目上と見ているか不明だ。たぶん僕のことを目下とおもっていると思うが(
笑)できれば目上とおもっていてほしい。
 
 テレビで見たことがあるが、犬は人間の父を目下だと思っているらしい。何
故なら、母は餌などをくれるため、一番目上だと思っているそうだ。次に、子
供。三番目が自分(犬)。一番目下の父は、なぜ嫌われるか。それは、父はふ
だん家にいないかららしい。一家の大黒柱ともあろう存在が、犬よりも下っ端
だなんて・・・。僕は、育て方一つで犬の性質が変わるということに一番驚い
た。
 
 「過ぎたるは、及ばざるがごとし」という言葉があるように、犬の躾も、や
りすぎよりも、程々の方がよい。かといって、全然やらなくてもだめだ。日本
とイギリスでは、犬をどう見るかが違う。その少しの違いでも、犬の性質が変
わってしまうことが分かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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