今の世の中の実態 |
アジサイ | の | 滝 | の広場 |
AE86 | / | えや | 中3 |
トンボ王国は、いうなればトンボと親しむためのカタログです。自然保護の |
場である以上に、博物館やトンボ池を見て回ることで、トンボやトンボを取り |
巻く環境に楽しく関わるための知識を身に付ける場所として、活用すべきだと |
考えています。やはり、直接の関わり、例えば、子供たちにはズバリ、トンボ |
採りも体験させるべきだと考えています。その理由は、トンボそのものが、あ |
る年齢の子供たちにとって「かけがえのない美」の対象だと考えているからで |
ある。とはいえ、現在の日本では、いかにルールを守ったとしても、大勢の子 |
供たちがトンボ採りに興じられるような環境はほとんど残されていない。トン |
ボの住める環境がとても素晴らしいものだと感じさせることができたなら、そ |
の子供たちが大人になった時、日本中に多くの子供たちがトンボ採りに興じら |
れる水辺が再生されるに違いないだろう。 |
最近は自然との直接関わりを持つことが少なくなってきたような気がする。 |
自分がそう思う理由として、虫取りをしている子供たちがほとんどいないこと |
だ。僕が小学校の低学年の頃はよく外に行って遊んだ。この十年と経たないう |
ちに変わってしまったのは何故だろうか。僕の考えとして、一番最初に思い付 |
いたのは、TVゲームが僕たちの時より安くなり、手に入りやすくなったため |
ではないだろうか。 |
このように、今の子供たちは「自然っていいなぁ」と思うことも少なくなっ |
ているのではないだろうか。僕はたくさんある。二年ほど前から釣りを始めて |
から、自然の素晴らしさというものを改めて実感したのである。確かに今まで |
も自然の素晴らしさを知ってはいた。しかし、それを始めてからは「人間とい |
うものは、自然の中の一部にすぎないんだなぁ」と、新たに自然について一つ |
学んだのである。その目の前に広がる自然を見ていたら。 |
今は自然を破壊してどんどん建物を建てたりして、生き物の住む場所が無く |
なってきている。しかし、それをもっと進行させるのも、止めるのも、これか |
らの時代を生きていく僕たち次第である。みんながどう思うか知らないが、自 |
分はこのようなことを最小限に食い止めていきたいと思う。 |