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真っ赤な夕日
アジサイの広場
馬のしっぽはり中3
 真っ赤な夕日が西の空に浮かんでいる。夕日はいつも同じくらい真っ赤に浮
かんでいて、いつも真っ赤に浮かぶために、唐辛子を食べたり、凄く熱いもの
を食べたりして真っ赤になっている訳ではない。夕日はいつでも自然体で、堕
落していくことも、いつも以上に真っ赤になることもない。いつも、同じよう
に真っ赤なのだ。
 
 やっと長かった前期期末テストが終わった。期末は中間に比べて科目数が多
く、11科目だった。それぞれを同じように勉強することはできなかったから
、主要科目であるものを中心に勉強した。普段私は予習や復習をすることがな
く、宿題だけしかしないから、まともに勉強する時はテスト前だけなのだ。で
も、テストの間も、ドラマを見たりパソコンで遊んだりしている。テスト前で
もテストがなくても、ほとんど変わりない生活をしている。テストではできる
だけいい点数を取っておきたい、家に帰ってから夕飯まで勉強。夕飯終わって
からお風呂に入るまでも勉強。という人が結構多いのではないだろうか。しか
し、無理して勉強ばかりしていると、テストが終わると、目標というのがなく
なってしまい、無気力になってしまう。もう、何にもしたくなくなって、毎日
毎日ボーッと過してしまう。
 
 自然界に生きる動物達は、人間のように努力などしていない。ライオンは餌
を取るために、腹筋や背筋のトレーニングをする訳でもないし、しまうまも捕
まらない様に、股上げや、腕立てをしている訳でもない。いつでも自然体で生
きていて、捕まる時は捕まるし、捕まらない時は捕まらないのだ。動物達は自
然体で暮らし、運命というか自然の摂理を野中で生きている。
 
 確かに、毎日勉強をする、いい点数を取る、失敗をしないということは、こ
れから先必要になっていくことかもしれない。しかし、『花はだれが見ていな
くても咲いている。』という名言があるように、無理をせず、ありのまま自然
体で過すのも悪くないのだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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