| 快音が たまーに響く |
| イチゴ | の | 泉 | の広場 |
| ホームズ | / | なか | 小5 |
| 「おーい!!」僕は友達から呼ばれてバットを持った。無死一塁。僕の好きな |
| スポーツは、野球だ。野牛ではない。正真正銘の野球だ。しかし学校の放課後 |
| にやる野球で、僕はチームにも入っていない。多分、レギュラーにも慣れない |
| んじゃないかと思う。といっても、内野安打の多い、体育館でやるあの野球だ |
| 。皆さんもやったことはないだろうか。 |
| その日は、朝起きた時から、なんとなぁく気分も良かった。この日も、僕は |
| 学校の、放課後、4年生と野球をした。ちなみに僕は、こう不調の波が大きい |
| ので、まるで、ベイスターズの駒田選手みたいなのだ。1打席目……凡退。空 |
| 振だった。今日も駄目かぁ…そう思いながら打席に入った2打席目。(よっし |
| ゃ!!!)心の中でそう思い、抜けろ、抜けろと思いながら、懸命に走った。 |
| センター前ヒット。本日初ヒットだと思うと、なんだかうれしくなって、三, |
| 四,五,打席めは、全てヒット。信じられないと思ったが、事実なのだ。夢じ |
| ゃないのだ。現実なのだぁ~~~~~~!!(笑&泣)しかし、困ったのは、 |
| エラーと暴投があったこと。本日の成績=五打数四安打三打点二失策一暴投の大 |
| 活躍。五,四,三,二,一、の、おめでたい大活躍だったのだ。友達からも、 |
| しばらくの間、打席につく時に大歓声が起こった。 |
| これも、単身赴任から帰ってくると、僕と野球をやってくれる父のおかげだ |
| ろう。キャチボール、ノック、などなどたくさん僕と遊んでくれる、ドラゴン |
| ズファンの父には感謝感激だ。(打撃練習がないけど…) |
| 「下手な鉄砲数うちゃあたる」ということわざがあるが、僕はまったくその |
| とうりなのである。バットを振っても振っても当たらない僕。たま~~~~~ |
| ~~~~~~×70にあるといいあたり。そして大活躍。しかも、友達までゲッ |
| トできるのだ。体も動かせて、最高!!スポーツは、色々な意味で良いことが分 |
| かった。…………………………………………無死一塁で打席に立った僕。(い |
| まだ!!!!!!!!!!)タイミングよく、フルスイングした。公園いっぱいに、快音 |
| が残った。 |