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外見ばかりに惑わされるな!
アジサイの広場
AE86えや中3
 物心のついた子供を動物園に連れて行くと大抵の子供は初めて見る動物の姿
に素朴な驚きと興味を示す。また、子供たちはゾウやライオンなどの珍しい形
や色や大きさの動物がまず目に映る。それらの動物の生態や生息地の環境、あ
るいは進化などに興味を持つのは、おそらく中学生以上になってからの話であ
る。そして、あるものごとに興味を持ち、それを研究しようとするときまずだ
れしもがその形態や振る舞い、すなわち現象論的側面に着目する。
 
 科学の発展段階は、まさに同じ道筋をたどる。しかしながら、もしそれぞれ
の科学が、そのような範囲の中にのみとどまっているのならば、しょせん記載
的な博物学にすぎなくなってしまう。したがって、必要なことは、ある事物や
現象の形態や振る舞いの奥にひそむ原理を追求することであろう。
 
 今の世の中の雰囲気は若者、特に子供によって作られる。こういった雰囲気
はたぶん、今を生きる子供達の勉強の仕方に問題があるのだと思う。私が中学
校に入ってから、授業中に先生に質問をする生徒がいなくなったような気がす
る。大抵は分からないものをそのままにしておくか、友達同士でコソコソと考
え合ったりするのである。小学生のころは、みんなが分からないことは誰しも
が先生に質問していたのに、何故だろう?理由としていくつか考えられること
がある。その一つとして、今の中学生の形態が変わってきたからだと思う。中
学校が質問のできない雰囲気があるのかもしれない。授業中に言われた内容を
、完璧に覚えることができなければ恥ずかしい、カッコ悪いことだと誤認して
いるせいだと思う。
 
 人間もそうだ。外見だけにとらわれて、奥に秘めた本当の姿を知らない人が
多すぎる。又、モノでもそうだ。安いから悪い、高いから良い。というもので
はない。事実、私は5000円のリールで60cmのコイを釣った。つまり、
モノでも何でも中身が大切なのだ。
 
 みんな、外見ばかりに惑わされないように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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