「ポイ捨てのない未来へ」 |
アジサイ | の | 道 | の広場 |
玲子 | / | あそわ | 高1 |
「ポイ捨てのない未来へ」 |
「まっいいか」この一言で若者に限らずちゃんとした大人や小さな子供まで |
世の中のたくさんの人々がポイ捨てをしていると思う。最近は繁華街に限らず |
近所の商店街や公園と、いたるところがごみ箱状態になっている。その一番の |
原因は世の中の人々の無責任さにあるような気がする。「自分さえよければい |
い」「みんなやってるじゃん」こんなことを言っている人たちは自分たちがや |
っていることの重大さに全く気付いていないのだ。 |
もっと今の自分達の行動について深く考えるべきではないだろうか。 |
ポイ捨てを減らすにはまず、ポイ捨ては悪いことだという自覚が必要だ。 |
ずいぶん前のことだが、学校の帰りに駅のホームで電車を待っていると隣に |
おばあさんとその孫が座ってきた。その子はまだ小さな女の子だった。そのお |
ばあさんは孫にお菓子を渡した。するとその瞬間その女の子は渡されたお菓子 |
の包み紙を走って線路に放り投げたのだ。私はとてもびっくりしてその光景を |
見ているともっと驚くことにそのおばあさんは帰ってきた孫を叱りもせず隣の |
おばさんに孫の自慢話をし始めたのだ。その時、私は「自覚がないって何て恐 |
ろしいことなのだろう」と感じた。よく大人は「最近の若い子は」などと言うが |
、「自分はどうなんだ」と言い返してやりたい。最近の若者達を育てたのは自分 |
たちなのにそれを棚に上げて本当にずるいと思う。大人も子供も関係なくまず |
は「ポイ捨てはいけないことだ」ということを理解することが大切なのだ。 |
また心構えだけではなく実際に何かを起こしていかなければいけない。たと |
えば罰金制度を作るとかごみ箱をもっと増やすなど色々あると思う。そして学 |
校の作文の時間中に「ゴミ問題」について書くのも良いかもしれない。そうす |
ればこの問題について深く考えることができるからだ。 |
「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」 |
この言葉にもあるように未来には作る未来もあるのだ。ポイ捨てがない未来は |
自分達で作らなければ生まれない。それには、世の中の「まっいいか」を自分 |
達の手で減らしていかなければいけない。 |