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にほんじん
アジサイの広場
さやかあおべ中3
 香港で日本の会社が日本語の出来る人を求めていると我こそは、といって沢
山の香港人が押しかけたが実際は挨拶程度の日本語しかしゃべれなかったので
ある。日本人は自分がかなり出来ない限り自分から「出来ます。」とは答えな
い。それはその責任を自分が取らされたうえ、理解できなかったらどうしよう
という不安があるからである。日本人は対する人間の出方次第で自分の位置や
行動を決める。そして自分の立場を確保する為に型を作り、はみ出さないよう
に「献上の美徳」を利用する。つまり、自分の才能をできうだけ伸ばさないよ
うにしている。
 
 確かに私は自分を良く評価したりしない。学校で、「私ってぇ、○○が得意
なのぉー。」なんて言ったら、確実に嫌われる。まあ、そういう人は必ずどの
学校にもいて、嫌われているだろうと予測がつく。「日本では自慢は良く無い
のだ。」
 
 「フォーブス」の調べによると世界の億万長者ベスト3はアメリカとなって
いる。その裏にはアメリカの「自分の良いところを伸ばす」教育方針の影響が
あるのではないか。
 
 「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」と
いう言葉があるように、自分の悪いところをけなしてばかりいないで日本人も
もっと、自分の長所をみつけて自分に自信を持ってゆくことが大切であると思
う。