先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
ひとこと
ふしぎ
アジサイの広場
さやかあおべ中3
 「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世にそんざいしていることほど「ふしぎ」なことは
ない。「私」とはなんであるかという疑問が生じたり、他と異なるものとしての「私」が存在すると
感じはじめるのはどうも10歳前後のようである。その点で児童文学は「私」という存在が何である
かを知る手がかりになり、それを理解する事で自分だけの物語を作る事ができるのではないか。
 私はよく、「いいなあ…○○さんは。頭良いからかなわないよなあ。」と思うことがある。私は今
までそれは生まれつき頭が良いように考えていたが、その人にしかできない事ではなく、勉強を一生懸
命にすればできることであるのだ。
 「白雪姫」に出てくる王子様は運よくお姫様を助けることができたと思われがちだが、彼はお姫様を
助けるという使命を持っていたのではないのか。そう、自分には自分の使命があるのだ。
 私たちは世間の目を気にしがちである。しかし、「私」はなんであるかを見つけてその「使命」に向
かって努力して行く自分のほうがより良い人生を送る事ができるのではないか。「才能とは自分自身を
信ずる能力である。」という言葉があるように、自分を信じて、理解し、より良い人生を送る事がで
きれば良いと思う。