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ひとこと
ピーピーピーピー!(芸術と点数)
ウグイスの広場
がっちゃんてな中2
 「ピーピーピー!」ちゃんと音をのばしているか。きちんとした態度でテストに臨んでいるか。楽
しそうに吹いているか等、リコーダーのテストでこんな事柄が評価の基準になっているらしい。しかも
、うちの学校ではテストの日に休んだら「テスト前の健康管理がなっていない」ということでマイナ
ス、提出物をきちんと期限までに出さなければ「だらしがない」ということでマイナス…と、音楽本来
の芸術的な事には少しも関係がないことで学校の成績が決まっていく。
 そもそも、音楽や美術などの芸術的な事は、楽しむために作られたはずである。音楽を例に挙げて
みよう。音楽はその曲を聞いて感動したり、リラックスしたり、自分で歌ったりして楽しむ。知らな
い人に「ここがおかしい」「あそこがおかしい」と批評されたり、点数をつけられたりするものでは
ないと、私は思う。それに、私の学校の先生ときたら、音楽に関係のない事まで点数をつけている。
音楽の先生が「音楽は楽しむものだ」ということを分からないで誰が音楽を楽しむだろう?
 しかし、点数をつけるというのにメリットがないわけではない。ピアノは結構先生から点数を付けら
れる習い事のひとつだ。「ここはもう少し弱く。あ、そこはクレッシェンド!」などと、かなりたく
さん注意を受ける。では、もしもそれがなかったらどうなるだろう?注意がないということは、「好
きに弾いて良い」ということに等しい。すると、いつまで経っても進歩しないし、上達もしない。やり
がいがないので、とてもつまらない習い事になってしまう。さて、これではおかしいではないか。芸
術というものは点数をつけるものではなく楽しむものだ、という私の意見は通じない。この場合、点数
を付けないと芸術を楽しむ事ができないからだ。
 アリとキリギリスというはなしがある。アリは食料、飲み水を持っていたが、キリギリスは美しい
音楽しかもっていなかった。だから、キリギリスは飢えて死んでしまった。しかし、もしもキリギリ
スの美しい音楽に点数や値段をつけられたとしたら、キリギリスは自分の音楽で食っていけたかもしれ
ない。
 私は、芸術に点数をつけるのがいけないことだとは思わない。芸術本来を楽しむためには点数や値
段をつける事も必要なのではないか。「ピーピーピー!」あははははっはあ。