ひとこと
産業技術
アジサイの広場
正之おき高2
 
 就業人口の半分以上が従事する産業に時代を代表させ、社会の発展段階を狩
猟社会、農業社会、工業社会、情報社会とすると現在は、情報社会にある。こ
れまでの過程を想定すると、今、情報社会に変革の兆候が訪れていて、次期社
会の産業として期待されるのが、人間の感性を創造する能力を要求される映像
産業である。これは今までとは異質の価値基準でなければ測定できず、その感
性社会では技術者が芸術家に変身するであろう。
 
 情報社会を代替して出現する感性社会が訪れようとしている今、情報や設備
ばかりを重要視する現代社会には問題があるのではないか。
 
 それは、勉強や仕事において、画一的なことばかりすることを要求されてい
るからだと思う。例えば、私は、今、学校で勉強していて、根拠もないことを
教わることも少なくない。もし、その根拠を説明されたとしても、化学の授業
などでは、実際に実験したり、資料集を見たりしないと、難しい内容になると
自分の頭では想像しにくく、理解し難いのである。
 
 だから、そのためには、恥ずかしいことを気に留めず、個性を発揮して行く
べきだと思う。例えば、エジソンは、1+1がわからないことを恥じずに、先
生に質問したそうである。こうして、大衆性に惑わされずに、自主的に行動し
ていくことが、現在の社会を変化させるために必要であると思う。
 
 確かに、画一化した知識は、一般教養などとして、この社会に順応するため
に必要かもしれない。しかし、自分が考えるとおりに生きなければならない。
そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。だ
から、感性社会へと変わりつつある現在には、喜怒哀楽に感情表現を示すため
に個性を大切にして行動していくべきだと思う。