ひとこと |
無題 |
イチゴ | の | 空 | の広場 |
天翔真人 | / | うち | 社 |
今年に入り、金銭出納帳を使用するようになった。今の所、三日坊主という |
こともなく、自分でも信じられないが・・・毎日記帳している。この一月で、 |
自分がいかに金を湯水のように使っていたかということを実感した。正に落語 |
に出てきて、「宵越しの金はもたねー」といわんばかりである。しかし大学を |
卒業し、社会の流れを肌で感じるようになり、同時に金の大切さを知らされた |
。 |
私自身の、金の使い道を確認すると、びっくりするほど食費への投資が多い |
、最もそれを物語るような体格をしているが、それはともかく結果、パソコン |
など、私たちにとっては、お金をためなくては買えないようなものが、いつま |
で経っても手に入らないのである。当然金をためるには、一生懸命働いて稼が |
なくてはいけない、しかしそれが面倒くさいと思う人は、楽をして楽しく稼ご |
うと思う。そして、競馬・競輪・競艇等に行ってみたりパチンコをやったりす |
る、結果は言うまでもない稼げないのである。そして自分が本当に欲しかった |
物は、ローンで買う、家もローン本当に金の必要性はいやと言うほど見せつけ |
られる物がある。金はいつでも使うことが出来る、しかし貯めなくては大きな |
物は買えない。 |
また、金が貯まったところで、必要になってくるのが、その金を使うタイミ |
ングである。猪瀬直樹という作家の書いた「ミカドの肖像」という本があるが |
、その中で今西武グループを率いている、堤義昭の父親である堤康次郎に関し |
て、戦争末期にB29の波状攻撃に晒されていた日に、地下室で電話を何台も並 |
べ、土地を買いあさっていた、という話しがある。今その土地を買おうという |
のは、無理な話しである。その逆で、バブルの時に家を買ったり、株を大量に |
買い込んだりした人は、大きな損失をだし、普段の生活もままならない人もい |
る。金がいくらあってもその使うタイミングは、以外と難しいものである。 |
お金は、我々が生活していく中では不可欠な物である。しかしながら、いく |
らお金を持っていても、人からの信用や信頼は得ることはできない。またマザ |
ーテレサが、アメリカに行ったときには、「全ての物が豊富にあるが、唯一愛 |
を無くしている。」と言ったように、余りに金という物に執着すると、かねで |
は得ることのできない、金よりも大切な物を無くしてしまうこともある。 |
私たちが、今この日本の中で生活して行くには、金が不可欠な物であり、当 |
然宵越しの金を持たないような生活は、はっきりいってできない。しかし、自 |
分にとって本当に必要な物を買おうとしているのか、それが今の自分の生活に |
どうしても必要な物なのかを考えたうえでお金を使用べきであると思う。 |