ひとこと |
波長(感) |
イチゴ | の | 空 | の広場 |
正巳 | / | あい | 大2 |
人間関係の中で、波長が合う人と合わない人が出てくる。波長が合うと他人 |
と付き合う中で、話が合ったりして共鳴しあうことができる。長い人生の中で |
他人と付き合っていく以上、どうせなら自分とすべての人々の波長が合えば、 |
楽しい人生を送ることができるかもしれないが、世の中そう簡単にはできてい |
ない。自分と波長が合わない人の方が逆に多いような気がする。そういう人た |
ちと波長を合わせようとすることが、今必要とされていると思う。 |
私は中学・高校と男子校で過ごしてきたので、大学生になって女の子と対等 |
に付き合っていけるかどうかすごく不安だった。私の所属する学部は、女の子 |
の数が男の子の数よりも多いので余計に心配だった。男のことはすぐに友達が |
できたが、やはりの女の子の友達はなかなかできなかった。女の子と接するこ |
とになれていないせいもあっただろうが、話をしていくうちに自分も分かる共 |
通の話題になると、すぐにうち溶け合うことができ今では昔では考えられない |
ほどの女友達ができた。 |
名前ははっきりと覚えていないが、とある有名な人がこんなことを言ってい |
た。「人生において、友人は必要最小限の数だけいれば充分である。」初めて |
この言葉を聞いた時、すごく納得してしまう自分がいた。私もこれまでの人生 |
の中でとてもたくさんの人たちと接してきたが、今現在自分が必要としている |
人たちは限られていると感じる。自分が友達だと思っていても、相手がその様 |
に感じていないこともある。だからよく考えると、この言葉は人生の象徴とも |
言えるべき言葉だと思う。 |
私自身、人を外見で判断してしまう場合が多いので、外見の印象が悪いと「 |
この人とはあまり深く付き合いたくないな。」と思う。でも、結局仕事などで |
一緒にいる機会が多くなり、話をしていくうちに「この人、実は良い人だった |
んだ。」と感じる。これが今までの私の生き方だった。このように、自分が波 |
長を合わせようとすれば楽しく生活していける。ただ、その波長を自分の目で |
見ることはできない。「女性は外見ではなく中身である。」などとよく言われ |
るが、このことは自分と付き合うであろう他人にも当てはめることができると |
思うのは、私だけだろうか? |