ひとこと
つながり
アジサイの広場
さやかあおべ中2
 
 国際感覚を考えることは、21世紀に生きる私たちの生き方について考える
ことでもある。今、世界は地球規模で協力しあうことが必要な時代で、国際化
時代から地球時代へと移り変わっている。この変化に対応して、国際感覚だけ
でなく、地球市民としての意識が要求される。地球市民は地球上で暮らす人々
が人間らしく生きることをたがいに保証しあうという理念によって結びつくも
のである。地球市民であるということは、人間であると同様に、地球全体上に
生きる私たち一人ひとりを包みこむ、もっとも普遍的な定義であると言える。
 
 確かに全体のことを考えるということはとても大事なことだと思う。私は学
校で管弦楽部に入っているがオーケストラは自分一人だけが上手に弾けても成
り立たない。もちろん自分勝手に弾けばとても人様には聞かせられないほど、
ぐちゃぐちゃになってしまう。地球もそうであると思う。人間が好き勝手に森
林を伐採したり、海に油を流したりしてしまっては、地球もぐちゃぐちゃにな
ってしまうと思う。そんな、ぐちゃぐちゃにならないように今からでも地球上
のすべての人が心を合わせて地球全体のことを考えてゆかなければならないと
思う。
 
 しかし、地球全体のことを考えてばかりいられないというのも一理あると思
う。周りのことを気にし過ぎて自分のやりたいことができないというのはかな
り悲しいと思う。フランスの核実験のことを考えてみると、世間からものすご
く批判を受けたのにそんな批判を無視して近所の迷惑も考えずに核実験をして
しまった。世間からものすごい反感をかったが勝手にこのようなことをする人
もいる。
 
 自分のことと全体のこと、どちらかが悪いということは断定できないがよく
よく考えてみると自分のことを考えるということは、全体のことにつながり、
全体のことを考えるということは結局自分のことにつながるのではないかと思
う。「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであっ
てはならない。」という言葉がある。私たちが全体のことを考えるようになれ
ば、それが自分のことにつながってゆくのではないかと思う。