ひとこと | (4月4週) |
科学文明の力 |
イチゴ | の | 谷 | の広場 |
りさ | / | あいす | 中2 |
あの名作「ドラえもん」は4次元ポケットにより見たこともない便利なもの |
をのびたのためにつぎつぎと出しますがその道具によってまた新たな問題がせ |
いじてしまう。一見とても便利そうなものでも、裏には問題があるのだ。しか |
し、人間は裏にある問題のことには見向きもせずに便利なものをつくりつづけ |
ている。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な |
姿勢を忘れ去ってしまっている。「ドラえもん」は、科学にたよりすぎるとの |
びたのようにトラブルをおこしてしまうということを読者につたえているのだ |
。 |
ドラえもんが出す道具だけではなく、日常生活使っている車も同じようなこ |
とがいえる。確かに車はとても便利なものだ。しかし、少しでも気をぬいて走 |
っていると事故をおこしてしまう。科学に頼りすぎると自分の身にも危険がせ |
いじてくるのだ。それなら、電車を使ったり歩いたりするほうが身の上でも安 |
全だ。 |
しかし、科学の力を借りずに暮らすということもなかなかたいへんなことだ |
。ちょっと遠い所まで買い物をしにいこうとしても、電車の通っていない所だ |
ととても不便だ。しかも、たくさん買い物をした時などは、車がないと他の乗 |
客に迷惑をかけてしまう。私も、満員電車のなかに大荷物を持って入ってくる |
乗客は迷惑だな、と思ったりする。やはり、ある程度は、科学の力を借りたほ |
うが生活も負担が少なくなるのだ。 |
このように、科学の力に頼りすぎるのはよくない事だが、ある程度は頼りた |
くなる。結論としては、便利な機械を使わない様にするのではなく、その機械 |
をより安全に使おうとする、人間の心や姿勢が大切だということである。その |
意味で「カメラマンは、レンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばなら |
ない」という言葉がある。まさにこのとうりでまず自分から磨いていかなけれ |
ばならないのである。 |