ひとこと(4月4週)
頭が、やわらかい人間になろう。
アジサイの広場
まゆみひう
 
 子供のころは、色々な物に対して疑問がたくさんあり、勘違いしていたこと
がたくさんある。私は、太陽は、いっぱいあると思っていた。太陽が、なぜ、
沈んで夜になるのかは、まったく不思議な話だ。太陽について、親に質問して
、返ってくる答えは、様々だろう。難しく科学的な答えをしたりすつお父さん
もいるだろう。また、「太陽も夜になるとお寝んねするのよ」というお母さん
もいるだろう。私は、この何気ない疑問に対する答え方が、子供の将来の人間
性に大きく関わりを持つと思う。
 
 私の固定観念かもしれないが、眼鏡をかけた東大君は、想像力や、ユーモア
のセンスに欠けている気がする。小さいころから、塾に通い化学式や、難しい
数学の知識で、頭の中をうめつくされ、世の中にある、勉強以外の楽しみ方を
知らないということがあるだろう。だから、現に東大卒のエリート官僚たちが
、いいオヤジになってから、今までの反動で、変なことを覚えて常識では考え
られない悪いことをしでかしてしまったりするのだ。
 
 私が、通ってきた高校や、短大は、決して頭のいい学校とはいえない。しか
し、みんな、伸び伸びと育てられ、ハツラツとしている。おそらく、声の大き
さや、綱引き大会、お笑い大会をすれば、東大君たちに圧勝することまちがい
なしだろう。
 
 確かに、机の上の知識は大切であり、日本経済の繁栄に必要とされる。しか
し、科学的な知識ばかり詰め込まされると、人間の肌で感じる温かさそ見失い
がちな人間になってしまう。そのため、子供には、夢や希望を持たせるような
教育を、自分が親になったときに心がけたい。辞書のような人間になるのでは
なく、辞書をうまく使えるような人間が、現在、問題が絶えない日本社会には
、必要である。