ひとこと(4月4週)
私に漫画
イチゴの広場
隆史きね中3
 
 彼の言う「かつての笑い」とは漫画が漫画たるゆえんのもの、すなわち「風
刺の精神」にほかならない。「ドラえもん」の面白さは、決して笑ってはすま
されない現代の深刻な問題への警鐘なのである。卓越した批評精神の漫画家の
死を惜しむとともに、藤子氏が「ドラえもん」に託した現代へのメッセージを
、子供たちと一緒に、今一度しっかりと読み返して欲しい。僕は、道具の力ば
かりに頼らず、自分の力で問題を解決できる生き方がしたい。
 
 第一に、便利なものに頼りすぎないという心構えが大事である。例えば、難
しい数学の問題の計算をすべてコンピューターにやらせて自分はいろいろな数
字を入れるだけのことをしたりしても、もしそれをやっている間に停電でもし
たらデータは全部とんでしまうのである。しかし、紙に書いていれば停電が起
こってもやったことが消えることがないのである。
 
 第二に、便利だからといってあまりにも科学に頼りすぎないことである。例
えば、自分が二人いれば便利だからといって、クローン人間を作ったりしない
ことである。自分がもう一人いれば学校にもう一人をいかせたりすればいいが
、もしそのクローンの方が犯罪を起こせば指紋も同じなんだから本人が疑われ
ても仕方がないということがある。だから科学に頼りすぎない方がいいと思う
 
 たしかに科学に頼らなければならないこともあるが、やはり自分ひとりの力
で生き抜くことが出来るようにしなくてはならないと思う。「カメラマンは、
レンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばならない。」という言葉があ
るように科学や道具に頼るより先に自分自身がしっかりしていなければならな
いと思う。そうすれば自然に解決する力がつくと思う。