ひとこと(4月4週)
疑問を持つことの大切さ
イチゴの広場
どら猫あひ高3
 
 疑問を持つことは大切である。もし疑問を持たないで生活していく人がいる
としたら、その人は生きているといえるのだろうか。疑問を持つということは
自分自身で考えているということである。確かに他人の意見と同じ意見で疑問
を抱かないときがあったとしても、いつまでもその状態が続くわけがない。し
かし、疑問を持つことと文句を言うことは違う。
 
 例えば、自分の通っているいる学校の校則に「どうしてだ」と思っている人
は少なくないはずだ。こういうものに対してただうやむやにしたがっていくの
は間違いである。疑問を持たなければならない。しかし、そういったものは何
かしらの理由があって決まったのだから自分がただいやだからといって文句を
言うだけではいけない。理由を考えてその理由が理不尽であったときに文句を
言うべきである。
 
 第二次世界大戦での日本軍は悲惨なものであった。上官の命令は絶対であり
それに意見をすることさえできなかった。インパール作戦というものを知って
いるだろうか。この作戦に対して「無理だ」といった司令官達がどんどん辞め
させられていったのである。結果としてこの作戦を行ったら失敗に終わり姿態
の道ができたといわれている。
 
 このように意見も言えなかった時代はしょうがないとして、もし疑問を持た
ずにただ人の言ったことにしたがっているだけではそのうち身を滅ぼしてしま
う。長いものに巻かれろという言葉があるが、よっぽど信頼できる人でなけれ
ば辞めておくべきだろう。