ひとこと | (4月4週) |
無題 |
アジサイ | の | 峰 | の広場 |
加奈子 | / | せて | 高2 |
効力感というのは、自分の努力だけによって達成されるものではない。自分 |
のやる気、やりがいがある物を選び、その自己向上が実感されてはじめて真の |
効力感や、達成感は獲得される。子供がしようとしていることを親は、けがを |
しないようになど、と無理矢理止めさせることが、結構多い。これは、その子 |
供のやる気、やりがい、新たな挑戦や、自己の向上力を無くしてしまう。子供 |
が発達していく中で、やりたいものがある、という網の目に引っかかった者だ |
けが、本当に意味のあるお手本になるのである。親が注意することと言えば、 |
賞罰によって子供の行動を抑制しすぎないことだ。 |
それは、日本は戦後高度成長期に学歴を伸ばし、他国や国内の自由競争によ |
って競争意識が強くなり他人に負けないように、頑張らなくてはいけないと思 |
い込んでしまっている。縄文時代の人は、他人に負けたくないと言う考えより |
も、自分が食べていければ良いと言う考えが多かった。現代の世の中もそのよ |
うな競争だけによる物の考え方をするべきだ。 |
もう一つは、他人を気にしてしまう事である。親が、お手本を押し付けてし |
まう事が多い。他人を気にしてしまう事はあるかもしれないが、本当のやる気 |
を無くしてしまう。 |
たしかに、賞罰によってやらせる事も必要だが、自分がやりがいのある事を |
誰からも指示を受けずに実行するべきだ。「馬を水辺に連れて行く事はできる |
が水を飲ませる事はできない」と言う言葉があるように、馬でさえさせる事が |
難しいのに、人間だったらなおできない。 |