ひとこと(4月4週)
疑問を持つことの大切さ
イチゴの広場
きわ大2
 
 今日の私たちはあまりにも素直すぎるのではないだろうか。極端に言えば、
私たちはベルトコンベヤーから次々と与えられてくる問題を模範解答に載って
いる範囲内で答え、与えられた枠があるとも知らずその中で何の疑問も持たず
に毎日を送っているのである。
 
 私たちは既存のものに対してなぜこうなのかという疑問を持つべきである。
言ってみれば、私たちはもっと流れてくる情報を自分で判断するような自主性
が必要なのである。そうでなければ、今世界のあらゆるところで起こっている
価値観の変化についていくことはできないであろう。
 
 このための対策として必要なのは、一つは個人の意識の問題であり、社会と
してとらえるならば教育についてである。
 
 私たち個人個人について求められているものは、ただ素朴に「なぜこれはこん
な仕組みになっているのだろうか」というちょっとした疑問を持つ心である。
 
 また教育について考えるのであれば、今日の教育は何かをして叱る教育であ
るが、これを逆に、何かをして誉める教育にすべきである。そうすれば、自ず
と何かしらの好奇心というすでにあるものに対しての疑問が生まれてくるので
はないだろうか。
 
 たしかに、みんながみんな疑問ばかり持って反対していては、社会が成り立
たなくなってしまう。
 
 しかし、私たちは毎日の生活を送る中で、「なぜこれはこうなの」というちょ
っとした疑問を持つ心を持っておくべきである。
 
 少し堅苦しくなるが、人生とは、他人によって与えられたものではなく、自
分で作っていくものである。