ひとこと(5月1週)
勉強の意味
イチゴの広場
FD3Sあしあ高1
 
 「勉強」と言ってもそれは一言では言えない。それはたくさんの意味を含む
が、大きく分けて二種類ある。その二種類とはひとつめが一般教養などを勉強
する事で、ふたつめが決められた教科を勉強する事であるが私にとっての勉強
とは後者の方の事であった。おそらく多くの学生がそう感じているであろうが
、今この考えが見直されつつあると言う。つまり、勉強というものは教養を学
ぶことでもあると言う考えである。私はこの考えに賛成であるが、社会全体に
はまだあまり浸透していない。しかしこの考えが無視され続けると、社会はた
だその分野に詳しいだけで、一般的な事はあまり知らないという人間だらけに
なってしまう。この状況を打破するためにも人々は教養を大切にするべきだ。
 
 その方法としてまず私も含めて人々はもっと本を読むべきである。またその
ような環境を社会はつくるべきだ。本を読めば多くの事が身につくがその多く
が教養だ。しかしこのごろ本の嫌いな人が多い。また社会は本を読む時間を与
えない。だから教養は身につかない。だがこれではいけないのである。例えば
このごろ少年の衝動的な犯罪が増えているが、彼らが幼いころから本を読み、
様々な事をよく考えるという事をしていればこれらの多くは防げるはずである
 
 もう一つの方法として、人々は目上の人から教養を学ぶべきだ。必ずしもそ
うとは言い切れないが今まで自分より長く生きている人が自分より教養がある
ものである。例えば「おばあちゃんの知恵袋」という言葉を言って昔の人がお
年寄りを敬ったのは、こう言う事が根底にあったからであろう。だから今の人
がこれをすれば自然とお年寄りを大切にする、と言う利点もある。
 
 確かに様々な科目を勉強し、多くの事を学ぶ事は大切であるし必要だ。現代
社会はそれによって進歩してきた様なものであるからである。しかしもうそれ
だけで進歩できる時代は終わったと私は思う。だからこれまで忘れられていた
教養を学び直し、それによって社会を発展させるべきなのだ。